2人の子供が行っているプリスクールは、
こっちに引っ越してきてからPCで探し始めて、
運命的に出会ったウェブサイトからその存在を知りました。
迷うことなく、ツアーを申し込み翌日には申し込み書類とチェックを持って行き、
晴れて入学できました。

いろいろ好きなところがあるのですが、一番好きなところは
やりたいことを思い切りやらせる、という方針でしょう。
安全に、他の人に迷惑をかけなければ、
どんなに長い時間でも一つの事をやり続けてよいのです。
ある子供はアートが好きで、ずっとイーゼルの前にいます。
ある子供は砂場で穴を掘り続けています。ひたすら掘って、掘ってほりまくります。 
これを丸一週間続けるんだってOKです。

やりたいことは子供によって違うから、ここでは極力、
集団で何かを一緒に集まってする、というのは抑えられています。
おやつの時間でさえも、子供がそれぞれキッチンに行って、
その日のメニューから選ぶ形式になっています。
せっかく夢中になっている遊びを中断させないように、という配慮からです。

その次に好きなところは、親が必ず週に1回、プリスクールの仕事につくところです。
コープ形式なので、運営そのものが親達の手で行われています。
先生は全部で5人いますが、午前と午後できっちり分かれていて、
保育の面では全ての責任を負いますがそれ以外の部分は全て会員ファミリーで回しています。
子供1人につき、各ファミリーから週1回の参加が義務付けられていて、
これに寄って私は現在週2回、学校で過ごしています。
子供がどんなことをして遊んでいるのかや、先生、他の大人たちとの係わり合いかた、
いろいろなことが見れて本当にありがたいです。

うちの子供たちは、あまりお友達にくっついてグループで遊ぶほうではなく、
やりたいことをやってるならば、1人でも誰かが一緒でも構わないというタイプのようです。
黙々と何かを書いていたり、工作コーナーで何か作っていたり、
かとおもえばゲームコーナーで人が変わったようにゲームに夢中になっていたりします。

他の子供達もよく見ていると、いろいろな子がいるものだな~と分かります。
でも皆、ここのプリスクールの子に共通しているのは、
何して遊びたいか、自分の事をよく知っていて自主的に遊べる、ということです。
子供達をみていると、遊びに流れがあって止まることがありません。
退屈という言葉は必要ないかのようです。
これがきっと、先生達がプログラムを仕切って、言うことに従わせようとするような場所だったら、
何していいかわからない、なんて子供も出てくるのではないでしょうか?
受身になってしまうと誰かが遊んでくれるまで待っていたり、
大人とばかり遊びたがる子供も増えるのだと思います。

ちなみにここでは、大人による褒め言葉も、ジャッジメントになるということで禁止だし、
モデリングも禁止です。(例えば、絵をかいてあげて真似させる・・・など)
おおきなブロックで家を作りたいときには、子供が知恵を絞って作れるようにサポートはしますが、
手は出しません。安全に遊べるように見守るのみです。
これも好きなところです。

そして、これが最後ですが、ここを卒業するファミリーはアンスクーリング、
あるいはチャータースクールなど、学校以外の場所に子供の教育を求める数が
割りと多いように思えます。カリフォルニアのホームスクーリングには4種類が認められていて、
チャータースクールもその一つだから、選択肢に入れられる割合は高いのでしょうね。

以上、私の独断で、プリスクールの好きなところランキングでした^^