最近、心に浮かんだ感情をそのままにしないようにしていて、何かの思いが浮かんだら、そのたびにA4のコピー用紙に殴り書きのように思いをどんどん書き出していました。

その時に、ふとインナーチャイルド・ワークもしてみようか、という気持ちになり、自分との対話を始めてみました。

インナーチャイルド・ワークはいろんな人がされていて、ネットでも探せばやり方が見つかると思います。

幼少期をイメージして言いたかったことを聞いてあげたり、傷ついたことを癒してあげることで、その頃の心のケアをするということです。

なぜそれが今必要だと思ったかは、私自身癒された方がいいなと思うところがあったのですが、意外な発見がありました。

ワークの基本は、大人の私が子供のころの私に向かって、というものです。

当然私も、大人の目線で、子供のころをイメージして、どんどん質問したり、抱きしめるイメージをしながら癒す、これでいいのかなと思っていました。

その時に、感情を書き出していた時のように、子供のころの私からの言葉が浮かんだら紙に書き出していたのです。

すると、子供のころの小さな私が、大人の私に向かって、『愛している』と何度も言ってくるのです。

その声は胸の奥から、今の私に向かって、それはそれは何度も『愛している』と。

普通は大人が子供を愛し、守り、育てると思います。そうでなければ、子供は生きてはいけないからです。

だから、子供はたくさんの大人に愛され、守られ、育てられて成長していきます。

しかし本当は、無償の愛を送ってくれているのは、子供の方なのかもしれません。

心の中にいるインナーチャイルドの方なのでないでしょうか。

そして、いつも愛されていたのに、その愛に気付くことをせずに背を向けていたのは、大人である私の方だったのではないかと思ったのです。

大人になると、好き嫌いがありますので、いくらかわいい子供を見かけても、かわいいと思えないということもあるでしょう。

それが自分の子供のころの姿であれば、嫌な面も見えてきて、好きになれないこともあると思うのです。

しかし、インナーチャイルドはずっと私を愛していてくれて、その愛を受け取ろうとしなかったのは、大人になった私の方だったのだと気が付きました。

インナーチャイルドからの愛を受け取り、また大人になった私も愛するということは、自分と繋がることです。

自己統合やハイヤーセルフと繋がるといった、自分という個体ではなく、どこか別の大きなものとのつながりを感じられることだと思いました。

難しいことはわかりませんが、インナーチャイルドからの可愛らしい

『愛している』という言葉は、私がいつも一人ではなかったことを気付かせてくれ、外に向かって愛を探しに行く必要はなく、私はすでにずっと愛されていたということを知る機会となりました。

大人の私がダメだなと思っても、子供の私は愛していると言い、ゆるし続けてくれていたのです。

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