人間も自然の一部なのだから、自然のものと囲まれるととても優しい感じがあると思います。

人工的なものも悪くはないですけど、自然由来のものを肌に触れさせた時、または味わったり、香りを感じた時に、すぅ~っと染み渡る感覚を覚えることがあると思います。

先日、大好きなターコイズ(トルコ石)を見ていました。

ちょうど12月の誕生石のようです。キラキラした天然石とは違って味わい深い表情を見せてくれますが、非常に奥深く、ネイティブアメリカンたちが愛して大切にしていた石というのも、頷けます。

太陽崇拝だったネイティブアメリカンたちは、天上に住む神々の力がターコイズに宿ると信じていたようです。また、ナホバ族などは、ターコイズを粉末にし、雨乞いの儀式にも使用していて、特別神聖で貴重な宝石でした。

信仰を重んじて、自然を愛していたネイティブアメリカンの思いが、そのままターコイズに宿っているような感じがします。

強く、そして優しい姿ではあるけれど、何物にも媚びることなく凛とした姿にいつも心が奪われてしまいます。

自然のものはいつもそうです。時に厳しく、いつも優しい。

人間は自然を凌駕しているかのように、どんどん人工物を増やしていますが、圧倒的な自然の前に人間はいつもなすすべがなく。

また、無償を愛をいつも与えようとしていることを考えると胸がいっぱいになります。

そう思えばこそ、常に感謝の気持ちを持って自然と触れ合うことで、人間もまた自然から愛される存在となるのではないでしょうか。

自然の方が少なくなり、人工物が増えたり、人工的なものばかりに囲まれるということは、

自然の一部である自分もまた、人工的なものになりつつあり、その状態を自然とは思わずに、不自然な違和感を感じられるように感度は高くしていたいなと思います。

そのためには、普段から自然のものに触れたり、関わる機会を増やして、人工的なものとバランスを取っていく必要があります。

ただ、だからと言って人里離れる必要はなく、外に出た時に頬を触る風を感じたり、太陽からの暖かいエネルギーをたくさんもらったり、雨の音に耳を澄ませてみたり、毎日の生活の中で見つけられるものはあると思います。

そういう強くて優しいエネルギーを意識的に毎日感じてみると、自然の一部でもある身体にもエネルギーが充満していきます。

古代のハワイでは、特に正午の太陽はエネルギーが強いといわれています。なかなか自然と触れ合うことが出来なければ、正午のエネルギーをほんの少しもらいだけでも身体に変化があるかもしれませんね。

いかがでしたか。

自然はいつも強く、時には厳しくもあり、そして優しい。

無償の愛というのは、ただ優しいだけだったり、ただ相手の言うことを聞くだけではないということをいつも私たち人間に示してくれています。

その愛に人間はどこまでこたえられているでしょうか。

今日もお読みいただきありがとうございます!