何となく醸し出す、オーラというか雰囲気のお話です。
いろんなものを感じることがない人でも、ほとんどの人が、他者に対して感じることがあるかもしれません。
あの人は近寄りにくい、怖そうな雰囲気がある、話しかけやすいなど。
街で道を聞かれたり、初対面なのに声をかけられることが多い人もいれば、その一方で人から近寄られないということもあると思います。
見た目もあるとは思いますが、にじみ出るその人の想念や創り出すものによって、周りの人はその人の中身を知らなくても、何となく醸し出すものを感じ取っているのかもしれません。
例えば、仕事で一生懸命頑張っているとします。努力することは大切かもしれませんが、頑張っている思いが強すぎると、それが周りに伝わってしまうことがあるでしょう。
その結果、頑張って何かを成し遂げようとしていても、成し遂げることではなく頑張ることに意識がフォーカスされていて、頑張ることが醸し出される人になってしまう場合があります。
人間の身体でも、いい姿勢になりましょうというと大半の人が、胸を張って上半身に意識を向け、肩に力が入ります。
その結果、常に緊張状態で過ごさなければならず、結局は長続きしないです。
しかし、本当の意味でいい姿勢を考える人は、下半身は丹田に力があり、どっしりと地に足が付いており、上半身はリラックスしている。ですので、醸し出すものが常に柔らかく、安心、安全な雰囲気になっているのです。
そして、何より頑張っていない。
まず、頑張らなければいけない、頑張っている、という時点で、その根底に不安があったり、欠乏があるからであって、そこに満たされない思いがあるかもしれません。
ということは、醸し出されていくのは、満たされない、欠乏感だけで、周りの人に向かって、ない!ない!だからこんなに頑張っているんだ!というものを発してしまっているかもしれません。
発するものと同じ性質を持つものが引き寄せられますので、ない!ない!と同じような人とか、ない!ない!という状況とか、環境が引き寄せられてしまう。
ですので、本当に豊かな人とは、実は本人はまったく頑張っていなくて、いつもリラックスして機嫌よくいる人の事ではないかと思うのです。
例えば、洋服を買いにお店に行くとします。
一人の販売員さんは知識も多く、売り上げを上げたいと一生懸命ファッションを勉強されています。しかし、その頑張りが強すぎて、息苦しくなったり、買わないといけないような雰囲気があって行き辛い。
その一方で、そんなにファッションのことを多くは話さないけれど、行くといつもニコニコしていて、機嫌がよさそうにしている販売員さんがいたら、世間話するだけでも立ち寄りたくなる。そのうち、何か良いものがあれば販売トークを聞かなくても、自然と買いたくなる。
ファッションの勉強をして、講義を聞きたいわけじゃない人からしたら、ただ楽しい人と一緒にいたいだけと思うのです。
ですから、人はそのような雰囲気を自然と読み取って、近づいたり、離れたり、お互いの距離を測りながら生活しているのではないでしょうか。
いかがでしたか。
自分の醸し出す雰囲気はどんなものなのでしょう。
私は、よくオーガニック野菜を食べたり、ハーブティーを飲んでそう、といった自然派に見られることがありますが、実際は全く真逆で好きなものを食べているので(笑)毎回否定しています。
ただ、なんとなく自然が好きとか、人間も自然の一部と考えているので、そういう思いが醸し出されているのかなぁとは思います。
みなさんの雰囲気はいかがですか?
今日もお読みいただきありがとうございます!