子供のころを思い出して、

もしも挑戦したいこと、やってみたいことをなんでもしても良いよって言われたら何を思い浮かべますか。

その時に、でも年齢がとか、お金がとか、家族がいるからとか、そういうのを全部取っ払って、何でも好きなことをしていいよって言われたとき、一体何がしたいですか?

もし、思い浮かべられそうだったら、それを一つずづリストに書き出してみるといいでしょう。

なぜなら、そのリストに書き出されたものが自分の本当の思いだからです。

年齢を重ねていくと、いろんなことに挑戦できなくなったり、中にはあきらめてきたこともあったかもしれません。

本当はこんなことがしたかった、あんなところにも行ってみたかった、だけど、勇気も出なかったし、自分にはできないと思った、など。そう思っているうちにどんどん年だけ取ってしまって、できないままになっていることもあるかもしれませんし、家族や周りの人との生活もありますから、好きなことだけをするわけにはいかないでしょう。

だけど、考えるのは自由です。ですので、もう一度あなたの心を取り戻してみませんか。

例えば、私は子供のころに雲に乗れると考えていました。ふわふわで柔らかい雲でごろごろと昼寝をしたり、雲の上に乗っている感触を鮮明に感じることもありました。

大人になったら雲に乗れると完全に信じていたため、母から雲には乗ることが出来ない、ということを聞いて、そんなはずはない!と、とても驚いたのを覚えています。

という感じで、リストに

・雲に乗る

と、書き出してみます(笑)

雲が作られるメカニズムを説明すれば、雲には乗れないとわかるのですが、そんなことはどうでもいいのです。

とにかく、科学ではできないと言われようが、どれだけすごい人がダメって言おうが、自分でこうしたかったと思うことがあれば書き出していくのです。

書き出す内容は、将来のためにとか役に立つからとか、誰かのためにではなく、何の役にも立たないけど、自分がやってみたかったり、何の意味もないけど好きだからしてみたい、という内容を書かれると良いと思います。

そのリストを見直すと、自分が子供だった頃の気持ちが戻ってきて、ああこんな風に思っていたな、あんなことがしたいと思っていたなと気付くことがあると思います。

中には、あきらめなければいけなかったり、泣く泣くやめたものもあったかもしれません。

この作業は、それをやり直しましょうというのではなく、その大切にしていた気持ちを思い出してあげることに意味があると思います。

ですので書き出したら、そのリストに書かれている思いを抱きしめてあげて、それを願っていたころの自分を思い出してあげてください。

大人になったからって、立派になる必要はないと思うんですよね。

子供のころは、大人って失敗もしないし、いろんなことがわかっていてすごい存在だと思っていました。

ですが、いざ自分が大人になって、確かに身体は成長していきましたが、失敗も間違いもなく生きてこられたかって言うと全然そうじゃない。

毎日毎日、失敗や間違いの連続で、とても立派な大人ではありません。

子供のころと何にも変わってないと思います。ただ、長く生きてくるとそれに付随してたくさん追わなければいけない責任や、義務も生じてきますので、きちんとしなければいけないような気がしてくるんです。

だから、頑張って大人の顔して生きています。

ただ、大人が夢をみなければ、子供に夢を見させてあげるのは難しいと思うし、大人が堂々と間違ったところを見せてあげないと子供は安心して間違えることが出来ないと思うのです。

きちんとした大人で生きることも大切ですが、現実的なこと、将来のため、役に立つから、それだけでは人は生きてはいけないのではないでしょうか。

全然役に立たないけど楽しいとか、全く意味がないけど好きみたいなことがあるから、人は生きていけると思うのです。

いかがでしたか。

今考えたら、全く何の役にも立たない泥団子を全力で作って、表面をつるつるにすることに全エネルギーを注いでいたこととか、そういうことをもっとしてもいいのかなーと思います。

久しぶりに泥団子を作ってみたくなりました。

今日もお読みいただきありがとうございます!