世の中にはいろんなものが大量生産されていると思うので、特に深く考えたことがなかったのですが、

 

あるとき、物にも一つひとつ意思みたいなのがあって、どこに行くかを選んでいるというのを見ました。

 

物にも周波数があれば、量子力学の点からも、同じような周波数を出すもの同士が近づくというのはあると思うので、言われていることは結構理解できるなと思いました。

 

よく、大事にしてくれる人のところにお金が行くとも言いますが、それと同じようなことかもしれません。

 

人間でも、一緒にいたいなあと思う人もいれば、今すぐこの場から立ち去りたいみたいな、何となく合わない感はあると思いますし、

 

物を買うとき、こちらが買うことを選んでいるのではなく、実は選ばれているのではないかと思うことがあります。

 

他には、職場とか、住む場所、一緒にいる人もそうですよね。

 

自分がこうしよう!と思ってしようとしても、なかなかうまく進まない場合もあれば、何の障害もなくあっという間に話が進むこともあります。

 

また、自分としてはそのつもりがなくても気が付いたらそうなっていた、ということもあると思います。

 

そのような時、実は自分で何かをした、というよりかは、そうするようにさせられているのかなと思うことがあります。

 

例えば、住み始めは良かったのだけど、何年か住むうちに居心地が悪くなったり、職場も働いているうちに違和感を感じてしまうとかあるかもしれません。

 

周波数もずっと固定された状態ではなく、刻々と動いているのであれば、そういうこともあるでしょう。

 

引っ越したばかりや働き始めた時に比べて、自分が成長するような努力をし続けたとしたら、

 

成長前と成長した自分とでは発しているものも違うと思いますし、その時と今で、環境に変化が出てきたり、違和感を感じるのはおかしくはないと思うのです。

 

また、断捨離などもそうでしょうね。
 

もう自分に合わなくなったもの、着られないものは、卒業したということなのではないでしょうか。

 

学生の時みたいに、
 

はい!卒業したので今日からその制服は着ません。
その勉強はしなくていいです。
学校という場所に行かなくていいです。

 

といった感じで、きっちり節目があるわけではないので、ある程度自分で決めることもあるのかもしれません。

 

卒業と思っていなくても、

なんか違和感を感じる、とか
こちらが希望していても、思う通りできない、とか
しっくりこない、話がすすまない、

 

みたいなことがあれば、
 

その環境や人間関係を卒業する時期に来た、と考えてもいいかなと思います。

 

まだまだ一緒にいたいなーとか、このままずっと学生でいたいと思っても、卒業すればもう無理な話で、それと同じように、

 

ずっとここにいたい、
この人といたい、
これ(物)を手放したくない、

 

と思う気持ちがあっても、卒業する時期が来れば離れざるを得ない状況になったり、いつまでも同じではいられないようになると思います。

 

その時にドライな気持ちで手放せればいいですが、場合によっては手放すのを拒んだり、悲しんだり、手放さなければいけない状況になった自分を責めたりするかもしれません。

 

どんなことでも必ず卒業時期はあると思いますし、その時に、
 

『卒業します。ありがとうございました。』と言って手放すことが出来れば、環境やモノ、人間関係は成就するというか、役目を全うしたということになるのかなと思います。

 

運動指導の先輩で、背が高くて美しく、あこがれの方がおられました。
 

私の住む地域は、いわゆる地方都市なので、きっと東京とか大都市に行かれたら、おそらくモデルとしてでも十分活躍されただろうというなという見た目も中身も素晴らしい方でした。

 

その先輩は、運動指導を始めたばかりの私に、

『何か欲しいものがあれば、何かを手放さないといけないよ。両手を握ってグーにしていたら、新しいものがつかめないでしょ。だから握っているものを捨てて、手を開けば新しいものが手に入るんだよ。』

 

と教えてくださいました。

 

大人気の先生だったのに、数年前に闘病の末亡くなられ、遺してくれたこの言葉をいつも胸に秘めるようになりました。

 

日本では、長くキャリアを続けることが良いと思われがちですが、海外では様々な仕事を経験し、転職を多くしている人が日本ほどマイナスなイメージになることはないということも聞いたことがあります。

 

実際はどうかはわかりませんが、私自身は様々な職種を経験したことは、とても大きな実りになっていると感じています。

 

また、住む場所も昔と違って、地元にいて家族を見ないといけないとか、ずっとここに住まなければいけないということもありませんし、場所を日本国内に固定しなければいけないということもありません。

 

地球だけじゃなくて、宇宙に行ってもいいですしね。

 

だから、その環境から離れたり、状況が変わることで変化を恐れる気持ちはとてもよくわかりますが、もしそうなっても、

 

『卒業する時期が来たのだな。ありがとうございます。』といって、離れても良いと思います。

 

そして、卒業するということは新たな出会いや、新しい経験が積めるという次のステップも用意されてるということだと思いますので、始めは緊張すると思いますが、また新入生の気持ちでいたらいいのかなと思います。

 

いかがでしたか。

 

卒業シーズンではありませんが、離れていくときに、感謝の気持ちで見送ってあげれば、物の間でもうわさが広まって、

 

『あの人のところに行くといいよ』ってなると思います。

 

そしたら、物からも選ばれて、みんなあなたのところに行きたい、行きたいってなる

かもしれませんね。

 

今日もお読みいただきありがとうございます!