4日目。

 

今日は6時に起床した。

いつもと変わらないのは、携帯で警察官クサカとつながってるということ。

夜中1時間おき、2時間おきに何回もつながってるのかと心配になって起きた。

携帯は、真っ暗にならないから少し明るい。

自分が映るように携帯を確認し固定し気を使いながらの就寝。

ほとんど寝れなかった。

 

起きてすぐに警察官クサカに連絡をする。

ス「おはようございます。

  本日もよろしくお願い致します。

  今から、起きて顔洗ったら子供の朝ご飯を準備をして仕事の準備します。」

ク「おはようございます。かしこまりました。」

 

私は報告通り、自分を映しながら顔洗って子供の朝ご飯の準備をして食べてもらっている間に自分の仕事の準備をする。

でも、今日は昨日警察官クサカと話した通り、仕事には行かない。

子供には嘘をついて仕事に行くふりをするだけ。

嘘をつくことは心苦しい。

でも、普通の生活を取り戻すため、自分の仕事を守るため。子供を守るため。

と言い聞かせる。

 

昨日、警察官クサカより個人情報漏洩に関するものがないかとか考えながらの準備。

頭はフル稼働。

なにか、可能性があるものは携帯をスクショして送る。

ク「こちらも確認しますね。引き続きよろしくお願いします。」

 

その一言だけ。

 

準備が終わったから、子供と一緒の家を出る。

私は、行くふりするので車で待機をする。

子供が見えなくなったら、「おうちに戻る」ことを報告する。

 

今日は、仕事を急遽休みにするために職場に連絡をする。

職場に連絡するときも警察官クサカに報告をする。

画面共有が切れることも報告。

 

ク「職場に連絡が終わり次第つなぎなおしましょう。」

とメッセージでのやり取り。

 

職場には、「体調崩してしまって休みます」と。

初めてそんなことで休んだから軽く心配された。

その内容も、警察官クサカに報告をする。

 

今日は、検察官と優先調査の件で話す予定のために警察官クサカから指示があるまで、待機を指示された。

私は寝室でひとり待つ。

ク「ゆっくりしていただいて大丈夫ですので少しリラックスしてください」

とのこと。

 

その間、報告内容としては、

「お手洗い行きます」

「部屋に戻って白湯飲みます」

「お手洗い行くので、その後お米炊くので移動します。」

「水筒に白湯入れたら寝室に戻ります」

その内容に関して警察官クサカからは「かしこまりました」その一言だけ。

 

待つ時間が長い中、警察官クサカより連絡が入った。

ク「子供さんが帰宅後にお話しするのは大変難しいですね。検察官の方がどうしても手が離せなくてお時間かかってしまってます。お待たせしてしまってすみません」

とのこと。

ス「説明したらわかる子なので大丈夫だと思います。部屋に入ってこないように説明したらいいですか。」

ク「それならその際には、お仕事の話があるなど伝えていただけるようでしたら、問題ありません。」

ス「わかりました。」

ク「細かな報告ありがとうございます」

ス「潔白をはらすためなので」

ク「一緒に頑張りましょう。自分もできるだけのことは頑張りますから」

とのことだった。

 

子供が帰ってくる時間が近かったので、寝室からリビングに移動をするために警察官クサカにそのことを報告して移動をする。

すぐに子供は帰ってきた。

子供は私がいることに驚いていた。

ス「おかえりなさい」

子「ただいま!ママ!どうしているの?」

ス「午後から休みもらったの。学校楽しかった?」

子「楽しかった!宿題しなきゃ」

ス「頑張って宿題しなさい」

子「うん!」

元気に帰ってきた子供を見て元気をもらった。

この子のために頑張らないといけないな。っと思った。

 

またその後も定期報告を行う。

「晩御飯をつくります」

「作り終わったのでお手洗い行きます」

「リビングに戻ります」

「子供とテレビを見ます」

ほんと小さいことでも報告をしていた。

 

17時35分ごろ警察官クサカより連絡が入った。

ク「スカイさん18時頃にお話しさせてもらえますか?」

ス「はい。わかりました」

 

18時

ク「今日はどうしても検察官の手があきそうもないんです。

明日、必ず時間を作るとのことだったのですが、明日もお仕事お休みできそうですか。」

ス「なんで、こんな身に覚えがないことで私の普通の生活がなくなりそうなのかがわからない。私が一番潔白ってわかってるのにそれが伝えることができない。じゃ、もし警察官が黒っていえば白も黒にできるじゃないですか」

ク「警察官は白を黒にすることはできないです。なので一緒に頑張りましょう。話聞きますので頼て下さい。また、夜話しましょう。」

私は涙しながらに訴えた。警察官クサカのその言葉を信じることしかできなかった。

 

話が終わった後は行動連絡を行う。

「お風呂に入ります」

お風呂も携帯を中にまでは入れないもの、脱衣所の顔までが映るように設置するように指示があったため、指示通りに行う。

お風呂に入りながらも、電話が切れていないか寒い中何回も携帯の確認を行う。

「お風呂あがりました。今からスキンケアします」

 

緊急で職場から連絡がきた。担当だったが、部下にお願いをする。

リスクをおいたくなかったため。頭の中に強制身柄拘束の文字が頭をよぎった。

警察官クサカからは「かしこまりました」の一言だけであった。

 

21時頃、子供が寝かしつけ終わったため、警察官クサカに連絡をする。

ク「自分が会議で抜けれそうにないので、もしお休みになるなら寝てもらっても大丈夫ですからね。明日の朝も必ず時間をつくりますから。」

私は、泣きつかれたこともあり、その日はそのまま子供と寝ることにした。

 

長い一日が終わった。