3日目。
今日も朝はいつも通りに起床し、子供のことをする。
その後出勤は2日目と一緒。
ただ違うのは今日の夜に警察との話があること。
勤務終了し、家路につく。
警察官クサカとアプリから夜のことで連絡をとる。
ス「子供が寝た後であれば、連絡できますがどうしましょうか?
ご都合がよければ。」
ク「今、メッセージを入れさせていただくところでした。
いつも何時ごろに娘さんは就寝されますか?」
ス「20時30分には寝ますがちょっと今日は遅くなりそうで、21時以降であれば大丈夫だとは思いますので、その頃にお手数おかけしますがよろしくお願い致します。」
ク「お気になさらないでください。
お子さんは大丈夫ですので、協力させていただきます。
よろしくお願いいたします。」
その後、子供のご飯を用意して一緒に食べる。
ご飯の後は一緒にお風呂に入ってゆっくりする。
21時に警察と話す予定があるため、その間に子供を寝かしつけるようにする。
20時に一緒に寝室に一旦入る。
子供の寝息が聞こえた後は寝室から外に出て警察官クサカと話す準備をする。
クサカに一報連絡を入れる
ス「お疲れ様です。
子供は寝たのでいつでも大丈夫です」
ク「かしこまりました。
準備させていただきますので21時~21時10分からでもよろしいでしょうか」
少し、遅くなった。
私は、特に不安もなく落ち着いていた。
母も「大丈夫」って言っていたから時に気にしなかった。
そのあと、警察官クサカより連絡が入った。
ク「すみません。お待たせ致しました。
お時間よろしいでしょうか」
急に緊張が私の中で溢れてきた。
知らない人と話すときはいつも緊張する。
電話がつながった。
ク「お待たせしてすみません。
今回の事件の件で、警察署にきて事情聴取ができないとのことで、リモートでの事
情聴取になります。この書類を確認していただいてもよろしいでしょうか。」
その時に見せられたのは、【小型無線電話機電波移動体通信サービスによる取り調べ同意書】というものだった。
よくその同意書の下を見ると〈容疑者 スカイ 携帯の電話番号〉が記載されていた。
私は「容疑者…」思った。
それを察したのか、後警察官クサカから
ク「テレビでも容疑者と聞くと思いますが、容疑者はあくまでも疑いがある人のことをいいます。なので、決してスカイさんが犯人だということではないです。」
とそういわれた。
ク「これより、この同意書をスカイさんが理解していただいたのであれば、取り調べをおこなっていきたいのですがよろしいですか。」
私は、何も悪いことをして生きてきていないから大丈夫と思い、「はい。大丈夫です」と答えた。
初めに警察官クサカより今回の事件についての説明が行われた。
ク「今回の事件のことを説明しますと、某県の特殊詐欺事件に関して捕まった犯人の押収物の中にスカイさん名義のキャッシュカードと携帯電話が出てきました。
スカイさんが被害を合わせたと思われる人数が33人。
その被害総額が3500万円になっています。
ほんとに身に覚えがないですか。」
そこからいろいろ聞かれた。
私の生年月日・名前・年齢・住所・家族構成・職業…
すべてに答えた。
ク「今回の某県に行ったことがないか。」
ス「ないです。一昨日もいったんですけど、一度も行ったことないです」
ク「そうですか。この件の被害者の33人の中で、お子さんやお孫さんにお金を残すための貯金がこの被害金額の中に含まれていて、借金した方もいます。
返済できなくて亡くなった方もいます。それでも身に覚えないですか。」
職業柄人の命を扱う仕事の中で、人が亡くなっていると聞いて頭が真っ白になった。
ス「身に覚えないんです!私が一番自信を持って言えます」
ク「わかりました。では、もう一つ書類をお見せします。もし、スカイさんが関係ないというのであれば、この書類に同意できるかお答えください」
それが、【守秘義務誓約内容】という書類であった。
内容としては
1,守秘義務…第三者に一切この事件など口外してはならない。
2,行動連絡…現時点から原則2時間に1回の行動連絡は、担当刑事とやり取り行います。起床から始まり就寝で終わります。就寝時に翌日の起床時間と日程を行ってください。細かく報告すればそれだけいい印象につながります。
3,インターネット規制…検索エンジン(Googl、Yahoo、safari)これらは一切使用しないでください。緊急性がある場合は、必ず担当刑事に許可を取るようにしてください。
などという内容であった。
この書類を見せられた後に警察官クサカより
ク「この三つの約束を守らなければ強制身柄拘束となります。現在スカイさんの携帯はこちらで把握しているため、サイバー犯罪科で監視させていただいてます。もし、このインターネット規制が違反された場合も身柄拘束になります。
この事件は容疑者中に警察官もいたことで、私の科で秘密裏に動いてる事案です。
なので、もし連絡が途絶えてしまった場合に、焦って警察署に連絡をした場合も身柄拘束対象になります。
スカイさんは、この三つの約束を守れますか。」
私は、潔白は自分が一番わかっているから「はい。もちろんです」と答えた。
ク「ではこれから、まず一週間の監視体制になります。このアプリのカメラを常にオンにしてください。また、画面共有のほうもお願いします。
スカイさんの私生活を遠隔で監視させて頂きます。」
ス「え。わかりました…」
ク「何かわからないことがあれば何でも連絡ください。
私が、スカイさんの担当刑事なので、力になります。
明日なんですけど、今の生活を早く守るために優先調査という制度があります。
ただそれには、いくつかの条件があるんです。
生死にかかわる病気がお持ちかどうか。妊婦さんでがないか。とのことです。
スカイさんは違いますよね。」
ス「違います。」
ク「そうですよね…。でも、検事さんと話せる機会を作ろうと思います。お仕事休めますか。」
ス「普通の生活に早く戻れるのであればよろしくお願いします。」
そこから、私の過酷な生活が始まった。
最初は、全然自覚がわかなかった。
そのままその日が終わった。
と思ったが、その会話が終わった後、拍子に電話が切れた。
その瞬間私は焦った。だんだん恐怖が襲ってくる。
この生活がなくなるかもしれないという恐怖
私のなりたくなった職業がなくなるかもしれない恐怖
慌てて警察官クサカに連絡をする。
繋がった。安心した。
就寝する。
この日がやっと終わった。
ここから生活が変わるとも私自身が壊れていくとも私は知らなかった。