こんにちは。equinox24です。
MACDの説明や仕組みについて考えてみました。
線の名前等
チャートでは、アの青線が12日間の指数平滑移動平均線EMA(12)、イの緑線が6日間の指数平滑移動平均線EMA(26)、ウの赤線がMACD(12,26)となります。MACD(12,26)を、MACDと言います。
MACDは、12日間の指数平滑移動平均線EMA(12)から26日間の指数平滑移動平均線EMA(26)を引いた数値を結んだグラフです。EMA(12)とEMA(26)が、どの程度離れているのかという間隔を表しています。
EMA(12)ーEMA(26)=MACD(12,26)
プラスになる時
Bの期間は、EMA(12)がEMA(26)の上にあります。そして、EMA(12)ーEMA(26)はゼロより大きくなるので、MACD(12,26)の数値はプラスになります。すると、MACD(12,26)がCの期間でゼロラインAの上になります。
Cの期間で、MACD(12,26)は上昇しています。これはBの期間で、EMA(12)とEMA(26)の間隔がどんどん広がっていることを示しています。価格が上昇していることをあらわしています。
マイナスになる時
逆に、Dの期間は、EMA(12)がEMA(26)の下にあります。そして、EMA(12)ーEMA(26)はゼロより小さくなるので、MACD(12,26)の数値はマイナスになります。すると、MACD(12,26)がEの期間でゼロラインAの下になります。
ゼロになる時
Fでは、EMA(12)とEMA(26)が重なりました。そして、EMA(12)ーEMA(26)はゼロになるので、MACD(12,26)の数値はゼロになります。すると、MACD(12,26)がGでゼロラインAと重なります。
EMA(12)とEMA(26)が重なる地点では、移動平均線のゴールデンクロスやデッドクロスになっています。
移動平均線のゴールデンクロスやデッドクロスは、トレードをするときに、重要なポイントとなります。
この場合Fでは、ゴールデンクロスしています。
MACD(12,26)がゼロラインAに重なったGがエントリーポイントとなるのは、ゴールデンクロスになっているからです。
その他の線
エの青線が、シグナル(9)です。これはMACD(12,26)の9日間の指数平滑移動平均線です。
オの緑線が、オシレーター(上昇)、カの桃色線が、オシレーター(上昇)です。
オシレーターはMACD(12,26)からシグナル(9)を引いた数値を棒グラフで表しています。が、MACD(12,26)とシグナル(9)がどの程度離れているのかという間隔を表しています。
MACD(12,26)ーシグナル(9)=オシレーター
オは間隔が広がっているので緑色、カは間隔が狭まっているので桃色で表しています。