そう、暑いね。カーペットの上は特に。
良いカリキュラムとは?の続きだよ。
管理人:レッスンをするキットには色々な要素が入って良いキットという事を前回説明したね。
もう一つ重要なのがそのキットを出す順番、カリキュラムだ。
小番頭:生徒さんが作れそうなのを適当に選んでもらうのはどうにゃ?
喜びそうだにゃ。
管理人:そんな事をしたら生徒さんは混乱するよ。
キットサンプルをずらっと並べたとしよう、まず選ぶのはとんでもなく難しいものから選ぶよ。
難しいのは作りも細かくてそれなりに見栄えが良いに決まっているからね。
上級作品を紹介する時には、「上級作品を作るには習う順番がある。」という事をきちんと説明しないとね。
小番頭:難しいのはダメだにゃ。生徒さんが失踪するにゃ。
管理人:そうだね。失踪する上にあそこの教室の先生は教え方が悪いから作れなかったと言われるね。
小番頭:今背筋がぞっとしたにゃ。貞子VS伽椰子を彷彿させるにゃ。
管理人:あんな怖そうなの見たの?
小番頭:貞子の方が怖い気もするが、伽椰子も負けにゃい怖さだにゃ。
管理人:夏が近づくとこの手のものが増える・・・また稲川さんは活躍するだろうね。
小番頭:ほら-!また話がそれるにゃ。毎回勘弁してほしいだにゃ。ったく。
管理人:言い出したのは・・・!!!
小番頭:管理人は大人げないにゃ。
管理人:・・・はいはい。カリキュラムだったよね。。。
例えば、教える技法をビーズステッチを例に出してみよう。
楽習フォーラムのビーズステッチ認定講座で修得する技
1 ペヨーテステッチ
2 スパイラルロープ
3 デージーチェーン
4 ヘリンボーンステッチ
5 ネッティング
6 ブリックステッチ
7 ライトアングルウィーブ
8 ペヨーテサーキュラー
9 ヘリンボーンチューブ
10 奇数目ペヨーテステッチ
11 スクエアステッチ
12 複合テクニック
こうやって書きだすと、良い順番だよね。さすが認定カリキュラム。
ほれぼれするね。→良い所は即取り入れるんだよ。良いものを真似る経営は早く良い結果が出るよ。
これらの認定課題キットをそのままフリーのレッスンで使えるのとそうでないのを分ける。
1~5は比較的簡単なのでそのまま使用しても良い。
理想は作る量を半分にしたデザインに変える。
→時間短縮をしても序盤は丁度良い。理想は1時間30分でできる内容のキット。
さて、6からが問題。急に作る量が増えて難しくなる。時間もかかる。
認定希望者以外の趣味でゆるく作りたい生徒さんには6のキットをそのまま出さない事。
本当にざわつかれるよ。
ブリックステッチの認定キットのプティキットという簡単キットも販売されている。
それを利用するか、自作デザインの簡単キットを用意しよう。
ジャンル違いでもカリキュラムの組み方はどれも同じ。
1回~6回は比較的簡単なものにする事。「迷わず楽しくできる」これが基本。
それ以降の段階になると「楽しく」だけでは維持できなくなる。
楽しいだけの作品は限界があるからね。それは次回ね。
ここまでで6回をワンクールと考える。
この6回でステッチの基本中の基本を修得してもらう。
生徒さんは月一回ペースで半年通う事になる。
月2回でも3カ月。丁度良い。
小番頭:何が丁度良いにゃ?
管理人:うんとね、「3」の方式ってのがあってね、「3」は時間や回数の最小周期を表すんだ。
「三日坊主」「石の上にも三年」とかいうでしょ。
例えばね、
お客さんが来た、3回来たら3カ月以上は来る。3カ月こなせば6カ月、更に3年以上続くとずっと続く傾向があるんだよ。
生徒さんが通うのは3年が大体のキリ。
3年以内にほとんどの生徒さんは入れ替わる。
それ以上続ける人は、本当に好きな人、仕事にしている人のどちらか。
小番頭:そうだにゃ。3年の周期で人が入れ替わってるにゃ。
生徒さんは永遠ではないんだにゃ。
管理人:そうだよ。永遠じゃないんだ。一期一会だからね。
だから講師は一回のレッスンを大切にしないとね。
そしてずっと来てくれる生徒さんは神と呼べる。
小番頭:レース編みの師匠の所へしつこく通い続けてる管理人も神なのかにゃ。
管理人:師匠も年季が入ってついに昨年引退したよ。御年を言うと怒るからね。
いまだに行くけどね、しまいに「教える事はないから次はホウキ立ててやる」と言われたよ。
愛弟子に向かって何てこと言うばあさんだと思ったね。
小番頭:この弟子にしてあの師匠ありだにゃ。言葉使いが悪いにゃ。
管理人:師匠が逝くまで通うよ。
小番頭:そういう事いうからお小言言われるにゃ。ブログ読んでるにゃ。
次に会うのが怖いにゃ。貞子VS伽椰子VS師匠の図式になるにゃ。
管理人:そこまで言ってないぞ。本当に叱られるじゃないか!
小番頭:カリキュラムの後半はまたしてもつづくにゃ。
管理人:そこから関西の位置に移動するんじゃないぞ。
毎日毎日自己主張が強すぎるな(-_-;)