《日本の伝統色》を一緒に学びましょう!
今回は、《烏の濡れ羽色》。
カラス⁉︎🐦⬛
ぬればいろって何‼︎
何かやだーー!!!
先日、clubhouseにて紹介した時に、
皆さんからの第一声がコレ😅
まぁ、響きだけ聞いたらそうなりますよねww
だ・け・ど。
この烏の濡れ羽色、きちんとした褒め言葉なのですよ〜
黒の中でも最も黒い黒のことを指します。
カラスの羽の黒は、昔の人には最も黒い色を表すものでした。
更にはその羽が濡れて黒光りしている、という状態です。
では、なぜ褒め言葉なのでしょうか?
平安の昔、女性の長い黒髪は美人の象徴でした。
十二単のお姫様も、お雛様も、
長く豊かな黒髪をしていますよね?
照明などない昔には
その艶やかな黒髪に夜の月明かりが反射して
妖艶に光ったといいます。
男性はその美しさに惹かれたという訳ですね。
更には、今でこそ厄介者の代表格みたいなカラスですが、
日本では古来から《神様の遣い》とされてきました。
和歌山県の熊野神社では、狛犬ではなくカラスが置かれていたりします。
もっと私たちに馴染みの深いところでは、
サッカー日本代表チームのエンブレム。
三本足の【八咫烏(やたがらす)】という
伝説の鳥がモデルになっています。
それだけ神聖な生き物でもあるということですね。
なので、もしも誰かに
「烏の濡れ羽色のような髪ですね」
と言われたときは、にっこり微笑んで
「ありがとうございます」と言うのがお作法です。
嫌な顔をしたら
「教養のないやつ」と鼻で笑われてしまいますから
気をつけてね♪
equbo的:まとめ
黒の中でも最も黒い色のことを、『烏の濡れ羽色』という。
烏の羽が濡れて黒光りしている様子から由来されている。
カラスは、日本の神話のなかでは神様のお遣いとして
神聖な生き物とされていた。
今でも、三本足の八咫烏を祀る神社が各地にあります。
昔の日本人は、豊かな黒髪が美人の条件だった。
その黒髪を讃える時に使う、最上級の褒め言葉でもある。
それでは今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Mahalo nui loa ‼︎
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