2024年1月1日に発生した
能登半島地震・津波の被害に遭われた皆様に
心からお見舞いを申し上げます。

 


Aloha! 
いつもご愛顧いただき、ありがとうございます。 
Hawaiian手描き友禅*equboです。 
 

equboはこんなひと。

 


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《日本の伝統色》を一緒に学びましょう!

今回は、《烏の濡れ羽色》。






(※写真につき、色味が微妙に異なっている場合があります)


カラス⁉︎🐦‍⬛

ぬればいろって何‼︎

何かやだーー!!!


先日、clubhouseにて紹介した時に、

皆さんからの第一声がコレ😅


まぁ、響きだけ聞いたらそうなりますよねww 

だ・け・ど。

この烏の濡れ羽色、きちんとした褒め言葉なのですよ〜



黒の中でも最も黒い黒のことを指します。

カラスの羽の黒は、昔の人には最も黒い色を表すものでした。

更にはその羽が濡れて黒光りしている、という状態です。


では、なぜ褒め言葉なのでしょうか?


平安の昔、女性の長い黒髪は美人の象徴でした。

十二単のお姫様も、お雛様も、

長く豊かな黒髪をしていますよね?

照明などない昔には

その艶やかな黒髪に夜の月明かりが反射して

妖艶に光ったといいます。

男性はその美しさに惹かれたという訳ですね。



更には、今でこそ厄介者の代表格みたいなカラスですが、

日本では古来から《神様の遣い》とされてきました。

和歌山県の熊野神社では、狛犬ではなくカラスが置かれていたりします。

もっと私たちに馴染みの深いところでは、

サッカー日本代表チームのエンブレム。

三本足の【八咫烏(やたがらす)】という

伝説の鳥がモデルになっています。

それだけ神聖な生き物でもあるということですね。


なので、もしも誰かに

「烏の濡れ羽色のような髪ですね」

と言われたときは、にっこり微笑んで

「ありがとうございます」と言うのがお作法です。

嫌な顔をしたら

「教養のないやつ」と鼻で笑われてしまいますから

気をつけてね♪




equbo的:まとめ

黒の中でも最も黒い色のことを、『烏の濡れ羽色』という。

烏の羽が濡れて黒光りしている様子から由来されている。

カラスは、日本の神話のなかでは神様のお遣いとして

神聖な生き物とされていた。

今でも、三本足の八咫烏を祀る神社が各地にあります。

昔の日本人は、豊かな黒髪が美人の条件だった。

その黒髪を讃える時に使う、最上級の褒め言葉でもある。





それでは今日はこの辺で。




日本の色辞典




(出版社に引用の許可を頂いています)



この他、一部を下記より引用しています

伝統色のいろは®





最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 Mahalo nui loa ‼︎

 

 

 

 

 

 

 

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