先月Hawaiiに行った際に、
友禅の体験レッスンを開きました。
昨日は、その仕上げ作業を自宅でしました。

友禅は、最後に蒸し器に入れて蒸気をあて、
染料を生地に定着させる必要があります。
そのため生徒さんの作品を日本に持ち帰り、
作業を施したのちHawaiiへ送るのです。


という訳で、
我が家のキッチンの高さに合わせた
友禅用特注蒸し器の登場!


ジャジャーーーン!!!

この筒の中に昨日の生地を入れて
50分蒸します。




蒸しが終わると、次は水元。
水元とは、水洗いのことを言います。


洗面所に水を張ってお酢を入れ、
その中に生地を浸けこみます。
(酢を入れるのは、色が流れるのを防ぐため。
専門的には氷酢酸を使いますが、お酢で代用可能)  



糊が浮き上がってきたら、流水で荒い落とします。


黒い線が流れて、
友禅ならではの白い線に変わりました!

Before


★After



さて、水元が終わった生地に
次は【仕上げ】をします。
友禅をさらに魅力的にするためです。
(通常の体験レッスンは水元までですが、
今回は特別に仕上げまで行っています。)


使うのは“金粉✨”。
なんてゴージャスなんでしょう‼



金粉は、トルエンが原料の“金糊”と、
酢酸アミールを混ぜて使います。

こんな感じで、セロハンの筒に入れます

生地の上に線を描いていきます。
チョコペンみたいですね♪



完成しました!
生徒さんの作品




ちなみに、こちらが私の作品。