高校時代に殆ど会話したことのなかったYと35年ぶりに再会するにあたって、結構緊張していた私。

緊張というストレスが良くなかったのか、単なる花粉症なのか、会う予定になっていた前日から目がアレルギー症状に。瞼も白目の部分も赤く腫れ、玉ねぎを切った時のような染みる痛みと涙が止まらず、鼻水も出てきて、とても外出できる状態ではなくなった。ガーン

 

Yに連絡して、別の日にリスケしてもらい、先週土曜日にようやく会うことができた。

 

お互い、35年前の面影は十分あって、すぐにわかった。(まあ、サンフランシスコ郊外のスタバに日本人ってそうたくさんいないからね)

 

先に書いた通り、Yと私の間には殆ど共通の思い出がない。

耳掃除のエピソードは、話そうかどうかちょっと考えたのだけど、Yがそのことを覚えていなかった時に、二人の間に流れるであろう気まずい空気を想像して、やめた。たとえ覚えていたとしても、あまり盛り上がれそうな話題でもないし。真顔

 

なので、二人の会話は、今どんな仕事をやっているのか、日本からアメリカに移住することになった経緯は何か、パートナーのこと、親のこと、今後のこと(老後はアメリカに残りたいのか、日本に戻りたいのか、など)などがメインとなった。

 

Yはなかなか興味深い経験を積んできているので、私は興味しんしん。どちらかというと、私が質問してYが応えることが多く、仕事で行うことのあるインタビューみたいになっちゃった。(社交性を生まれつき持ち合わせておらず、後天的に身につけた人って、こうなるよね)

 

仕事で行うインタビューみたいになってしまったところはあるけれど、会話自体は楽しくてあっという間に2時間たち、その後、二人でランチまで食べて、それから私は補習校にいる子供を迎えに行くため別れた。

 

補習校に迎う道のり、私は達成感に包まれていた。

 

精神的に引きこもっていて、親しい友達が一人もできなかった高校の女子寮生活。でも、その寮で一緒だったYに、「サンフランシスコに来る用事があるので、会いたい」と言われ、2時間も話せて一緒にランチまで食べれた。私の暗い寮生活の記憶が、少し明るい色に塗り替えられたような気がした。

 

その後、補習校の放課後に、娘の学年全員で、公園で集まってプレイデートがあった。普段であればそういうイベントは夫に任せて私は参加しないのだが、その日は自分の社交性にちょっと自信が持てたので、積極的に参加。こちらも無難にこなせた。

 

コミュニケーションを専門分野に扱う仕事をしていて、仕事では抜群のコミュ力を発揮できるけど、プライベートでは引きこもりの私。でも今回は頑張ったし、それなりに楽しかったし、少しだけプライベートでの社交力に自信がついた。

 

でもその日は帰宅したらエネルギーレベルがゼロに枯渇。子供達よりも先に、20時半には寝てしまいました。。。やり慣れないことをやると疲れるもんだ。