4月に入ってから、1月から受講し始めたACT(Acceptance Commitment Therapy)のコースを復習している。六月にこのコースのアクセスができなくなるので、それまでにもう一度コースのビデオを全部見ることにしたのだ。

 

これがとてもよかった。先日私が遭遇したショックな出来事に対して、自分の心をケアし、どう対処して行ったらいいかの方向性を導き出すのに、ACTはとても役に立ったのである。

 

娘が半年間私に嘘をつき続けて、お弁当を捨てていることがわかってから、数日間はショックであまり眠れず、娘にもどう接していいかわからなかった。

 

今までは娘をハグしたり、「大好きだよ!」とよく言っていた。今でも娘を見ると本能的には「可愛い、好き」と思うのだが、と同時に「でもこの子は私を半年も欺いて、私が一生懸命作ったお弁当を捨て続けたんだ」という思いも浮かんできて、ハグしたり優しい言葉をかけることができなくなる。相反する感情に、体も心もどう反応したらいいかわからなくなってフリーズ状態になってしまうのだ。

 

いつもだったら「今日は学校どうだった?」と聞いて、お話しながら手を繋いで歩くのだけど、先週は、能面のように無表情になって、娘の手を繋ぐこともせず、無言で娘を体操教室に連れて行った。

 

仕事をしていても、娘に騙されたことや、成長期の子供がお昼にお菓子しか食べていないことが頭に浮かんできて、100%仕事に集中できない。

 

これはまずいなぁと、会社の福利厚生で3回まで無料で利用できる心理カウンセリングを受けようかと思っていた。

 

でも、ACTの講義内容を今の自分の状況に当てはめながら復習をしていくと、ACTのカウンセリングを受けているような状態になって、この状況に自分がどう向き合っていけばいいのかがわかり、だいぶ気持ちが楽になってきた。

 

そして、自分の気持ちに整理がついてから、娘が自分のしたことに対してどうやって償っていくかについても、娘とちゃんと話し合えた。

 

長くなってきたので、ACTの内容がどう役に立ったかなどは、次回のブログに書こうと思う。

ただ、実感したのは、お金を払って下手なカウンセリングを受けるよりは、質の高い講義内容を聞きながらセルフカウンセリングする方が効果がある、ということ。先日、別のテーマで受けたカウンセリングはひどかったので、そのこともいずれブログで書こうと思う。