昨日、娘が半年もの間、お弁当を捨て続けていたことを知って、その夜はよく眠れなかった
以前、娘がお弁当を残してくると、それを夕食に食べさせた。ものすごく不味そうに、嫌そうに食べる娘を見て、「もう食べなくていいよ。その代わり、これからはお弁当は作らないから、自分で作るか給食にしてね」と言ったら、泣き出した。残したお弁当全部食べるから、明日もお弁当作って、と娘が泣くので、お弁当作りを継続していたのである。
それ以降、お弁当箱が空になって返ってきたので、「全部食べるようになってよかった」と喜んでいたら、実は全部捨てていたわけである。
娘にしてみれば、お弁当を残すと、夕食に食べなくちゃいけない。残したお弁当を夕食に食べないと翌朝お弁当を作ってもらえず、そうすると、給食を食べなくちゃいけない。であれば、残したお弁当を捨てて、お弁当を全部食べたことにして、翌朝もお弁当を作ってもらって、学校に持っていけば、給食食べなくていい。お母さんは私が捨てていることに全然気づかず、「全部食べてくれて嬉しい」なんて言っている。お母さんには褒められるし、まずい給食は食べなくていいし、お昼は友達にもらったお菓子食べられるし、良い方法を考えついた!
って思っていたのだろうか。
彼女の中には、食べ物を捨てるのは勿体無いとか、毎朝作ってくれているお母さんに悪いとか、そういう気持ちが一切湧かなかったんだろうか。
半年も嘘をつき続け、学童の先生に言われなかったら修了式までずっと騙し続けるつもりだったわけだから、罪悪感とか一切なかったのだろう。嘘をつくこと、人を騙すことに罪悪感があったら、半年も続けられないと思うから。
娘がお弁当を残してきた時点で、「もう明日からはお弁当作りません。自分で作るか給食にしなさい」とキッパリ宣言して実行していればよかったと後悔している。「子供がかわいそうだから」という理由でずるずると再開してしまったことも、娘の嘘、私の時間と食材の無駄につながった一因かと思う。
こんなに平然と嘘をついて親を騙し続けていたなんて、娘はサイコパスなのか。私の育て方に何か問題があったのか。
などと、いろいろ考え始めてしまって、全く眠れなくなってしまった。
ようやく眠れても、すぐに目が覚めて、また上記のような考えがぐるぐる巡ってきて、なかなか寝付けなかった。
娘は平然としていて、今朝はバナナとシリアルだけのお弁当に喜んでいる。