今月から、子供達を新しいアフタースクール(日本でいうところの学童)に通わせているのだが、そこのアフタースクールでは小学生の子供達もスマホや、アフタースクールに設置されているコンピューターでゲームをしている時間が長いらしい。スナックタイムも、みんなでおやつを食べて談笑するでもなし、各自おやつを食べ終わると、スマホの画面を見ているとか。。。コロナも落ち着いてせっかく一緒に遊べる環境になったというのに、子供達がそれぞれ自分のスマホ画面を見ている光景は悲しい。

 

息子も長時間コンピューターゲームをしていたというので、罰として学校から貸与されているクロムブック(簡易型パソコン)を取り上げた。アメリカの学校では生徒全員にクロムブックが貸与され、日本に比べICT(Information and Communication and Technology)教育の先端を行っているみたいなことを言っている人もいるけれど、実態は学校の休み時間や学童の時間にクロムブックでビデオゲームをしているだけ。息子が夢中でやっているゲームを見たことがあるけど、教育的要素は全くない、くだらないゲームだった。休み時間に子供達がお互いに遊ぶことなく、学校から貸与されているクロムブックでゲームをやっている。これがアメリカのICT教育の実態だ(少なくとも、子供達が通っている公立学校では)。

 

アメリカの小学校は素晴らしい、日本の小学校はアメリカに比べて遅れている、と、びりギャルで有名になった小林さやかさんがYoutubeで言っていた。小林さやかさんは日本の教育制度を改革するためにコロンビア大学院で研究するらしいが、どうか、アメリカの教育制度を盲目的に真似して日本の教育制度を破壊しないでくださいね。子供達が通っている公立学校では、息子の担任は犬の具合が悪いからとかいろいろ理由をつけてすぐ休むし、かわりの先生が見つけられなくて、下の学年のクラスに行ってずっとマンガを読んでいた、なんて日もあった。アメリカの公立小学校のこういう状況を見ていると、日本の小学校のほうがずっとしっかりしていて質が高いと思う。アメリカかぶれした「専門家」が日本の教育制度を壊さないことを願います。