サンフランシスコはまだ3月7日ですが、日本はもう3月8日ですね。

3月8日は国際女性デーです。

国連が定める2022年の国際女性デーのテーマは「持続可能な明日に向けて、ジェンダー平等をいま」。

 

国際女性デーについて詳しく知りたい方は下記サイトがわかりやすいです。

 

 

そして今年のキャンペーンのテーマは「Break the Bias」、つまり女性に対する偏見を取り除いて、男女平等な世界を創ろう!というものです。

このテーマに賛同する人は、下記のようなポーズの写真を取って、SNSで拡散してください、とのこと。

 

国際女性デーのテーマには賛同します。私が携わっている仕事の多くも、性別や国籍、文化から起因する偏見に気付き、多様性が活きるインクルーシブな組織を作るためのものだから。

 

でも、会社のマーケティングから、「会社のSNSに載せたいので、このポーズを取って、写真を送ってください」とリクエストされたとき、違和感を覚えて、結局断りました。

 

前でバッテンを作るこのポーズ。日本では「だめ」「×」という悪い意味で使われますよね。バイアスはダメ!という意味でなら、かろうじてOKかもしれないけど、それなら表情も「ダメ!」という表情で、笑っていてはだめなのでは。。。

 

IWDのウェブサイトには、下記のようなビジョンが書かれていて、それに対してにっこり笑ったモデルが目の前で大きなバッテンポーズを取っている。

 

Imagine a gender equal world.

A world free of bias, stereotypes, and discrimination.

A world that is diverse, equitable, and inclusive.

A world where difference is valued and celebrated.

Together we can forge women's equality.

Collectively we can all #BreakTheBias.

 

アメリカではバッテンポーズは何も悪い意味がないのかもしれないけど、日本ではだめでしょう。。。。そのせいかわからないけど、日本のウェブサイトを調べてみても、このポーズは載っていませんでした。

 

IWDはその年のジェスチャーを選ぶときに、そのジェスチャーが他の国ではどういう意味を持つのか調べなかったのかな?Internationalといいながら、実はそんなにInternationalではないのかもしれません。

 

ポーズ自体に納得がいかなかったのに加え、集団で同じポーズを取ってその写真をSNSに載せるということ自体に違和感を覚えたので、私は参加しませんでした。(集団で同じことをやらされるということにアレルギーがあるのかも。。。)