全体的には小動きですかね。
何回か書いてきてますが、小動きのところは勝負どころでは無いんですよね。
サヤ取り師的な観点から見ればこれは分かり易いんですが、要は小動きのところは
サヤが動かないので、仕掛ける物が無い(笑)
また荒い動きになって、片方が新高値、片方が新安値なんて物はサヤ取りでは
基本やらない。
これは商品相場のサヤ取りを考えれば分かりますが、例えば小豆であれば
同じ物ですから、片方が高値を取り、片方が安値を取ると言う事は起きずらい(笑)
株のサヤ取りで脱落する人は、この片方が高値を取り、片方が安値を取るような
動きを仕掛けてしまう事が原因です。
なので、そうした部分を見ればどう言う時期が良いのか?と言うのは見てれば自然と
分かるようになると言う事なのですよね(笑)
株のサヤの動きと言うのは、そのサヤ取りに適した旬の動きが短い事が特長に
なりますかね?
サヤの動きと言う物が「ツナギ売買」の拠り所になる訳ですから、銘柄を絞り
サヤを見ないと言う状況ですと、その拠り所が無い訳ですから、操縦不能になりますかね?
そして休みを入れずに、上がるか下がるか?の1/2の確率に賭けるジャンルの事をしていれば
ツナギ売買とはかけ離れた世界に行くのは分かるのでは無いかなあ?と。
また、サヤの動きが大事だからと言って、サヤの動きだけを見ていれば片方が高値を取り
片方が安値を取るような動きを判別出来ない。サヤの値を折れ線グラフとかで表示をさせて
しまうと、逆効果しか出ないと言うのはここになります。
なので、サヤ取り師は場帳で単銘柄の動きを見て、ブロックでサヤを見ると言う事を
する訳です(笑)
そして、株のサヤの動きと言うのは旬が短いですから、しょっちゅう「乗り換え」が要求され
最初はA-Bで行っていた物が、数ヶ月後にはA-Dになり、また時間が経過したらZ-Dになるんです(笑)
私達が東証1部全部の動きを見る理由と言うのがお分かりいただけるかなあ?と。
そんな銘柄数をチャートで見ていたら無駄な情報が多過ぎて処理出来るはず無い(笑)
なので場帳形式の特徴である「デジタル」と言う特性が効いてくるのです。
そうした事から、上級者の売買譜はぱっと見では「ちょっと何してるか分からない」と言った譜に
なるのですよね(笑)そんな譜を初心者が見たら逆効果しか与えない(笑)
ただ分解すれば基礎的な譜なので、今月掲載した譜の延長線上にあります。
手仕舞い売り≒売りとずっと書いて来て、そして譜の改変をしたりしてますが、そうした「譜の分解能力」を
高める事が、サヤ取りやツナギ売買にとって効果があると言う事になりますかねー。
個人的には、株のサヤ取りと言うのが相場の中では一番難易度が高いかな?と思います。
そして難易度が高いので、新規参加者はカモにされ「いつものメンバー」しかいない状態が続くと言うか(笑)
なのでこれを覚えると、別世界でのほほんと安定した収益を得られるかなぁ?と。
ツナギ売買、コストダウン売買と言うのも、サヤが拠り所になりますから、やはり
「サヤこそ相場である」と言う先人の言葉に集約されますかね。
先日紹介した、サイコロでコードナンバーを出してサヤの動きを調べた方が
何故上手になったのか?はご想像つくと思います(笑)
ではまた来週!!