5110と5727が結構動きました。

とりあえず、のんびり待つ予定です(笑)

 

ご相談のメッセージをもらいましたが、この場でお答えしようかな?と。

譜を見る感じですと、「狙い過ぎている」と言うところですかねー。

 

この「狙い過ぎる」と言うのは何故起きるか?なんですが、結局「もっと上がるんじゃないだろうか?」

が原因になってますね。

 

うねりを取る銘柄の場合は、粘る事が要求されますが、リズムで取る銘柄の場合は

そもそも「上がらない株」を「繰り返し、リズムで取る」と言う部分がありますから

そんなに粘る必要はありません(笑)それこそ2%利益出たら利食いしちゃう実践者もいます。

リズムで取る銘柄、うねりを取る銘柄の分類の仕方は

過去ログにありますからそれを参照してください。

 

ご本人も仰っていますが、「銭が落ちてたのに」と感じている訳ですから

1-と建てて見る事をお奨めします。

 

ただこの1-と建てて「上がってしまったらどうしよう?」と言う思いがあるから

建てられないのでしょうけど(笑)

 

その時に、サヤの利用を考えるのが効果的なのですよね。

 

6480

06/25 338 -1

07/21 343 1-

 

5976

07/21 512 -1

09/24 526 1-

 

7246

09/24 280 -2

10/06 308 2-


先日掲載した売買譜になりますが、これを改変して玉の動きを見えるようにしてみましょう。

 

 

06/25 338 -1    0-1

 

07/21 343 1-    0-0

07/21 512 -1    0-1

 

09/24 526 1-    0-0

09/24 280 -2    0-2

 

10/06 308 2-    0-0

 

1-

と売ったと同時に、新規に-1と建てると言う事で、これはサヤ取りと全く同一の

仕掛けです。これにより -1を延長していると言う事なんです。この実践者は

上がっても良いように、-1を持ち続けたいが、サヤ的には5976のほうが良さそうだから

乗り換えておこうと言う事でこの操作をしていると言う事になります。

 

要は、単銘柄の上げ下げとサヤの2つで動きを見ていると言う事になります。

そして10/06の2- と言うのは「もう良いかな?」と区切りをつけたと言う事になりますね。

 

そして江戸時代からの格言の

 

-1 逆買い1/3

 

1- ツナギ1/3

-1 順買い1/3

 

の玉の動きになっています。定石どうりなんです。

 

分かり易いように、7/21の6480売り-5976買いのサヤが現在どうなっているか見てみましょう。

 

07/21 サヤ169

10/19 サヤ168

 

2ヶ月経過した状態では、サヤはほぼ変わらないですから、そのまま持っておけば良かった

と言う事になっていますが、7/21に1-で残玉を0-0としていたよりは利益が伸びていると

言う事です。要は粘れていると言う事。その後の7246を含めれば、持ち続けているより利益に

なっていますね。そしてもし下げた場合はそのまま持ち続けるよりサヤ分得になる時も多いので

最適手としてその手を選んでいる訳です。

 

読者さんでサヤ取りが出来るようになった人の練習方法を以前掲載した事ありますが

再掲しますので根性があればこのとーりの事をしてみると良いと思います。

ただこれやる人は1万人に1人くらいのレベルかな?とは思いますが、効果は大きいものです(笑)

 

・サイコロを4回振って銘柄コードを出す×2

・その組み合わせのサヤを任意の日柄で抜き出す。2週間~2年

・期間は1年~10年

・これを100の組み合わせで見て見る。

 

サイコロを利用して銘柄を組み合わせる事で、サヤ取りに適さない動き、適する動きと

言う物が分かります。1ヶ月日柄が良いとか2年毎にドテンとか・・・

ある実践者は1年くらいの日柄をみてドテンするような長期のサヤ取りをしている人もいます。

私、個人的なとこですと、1ヶ月でドテンドテンしていくサヤ取りが好みです。

 

サヤ取りを志す人で失敗しがちな事は銘柄を自分の主観や好みで組み合わせ検証する人が

99%かなあ?と。そしてその動きが未来永劫継続するくらいの意識を持ってしまう。

 

商品相場のサヤと違い、株式のサヤは美味しい時期は精々半年くらいしか続きません。

なので株式のサヤ取りを志しても途中で股裂きを食らって脱落していきます。

(この防止策は必ずサヤ取りであっても現物を持ったツナギ売りで行います)

 

上記の理由で3次元のサヤを見ていないと上手く行かないのですが、2次元のサヤを見ている人が

これまた99%なので、サヤの利用が出来る人は極めて少ないんです。

それだけ旨みがあるんですけどね(笑)

 

新規の読者さんにはちんぷんかんぷんなネタだったかも?ですが

 

教科書に書いてある「うねり取りの最終極致はツナギである」と言うのは

こうした部分になりますかねー(笑)

 

なお、株式のサヤ取りと言うのは正直良い教科書と言うのは皆無なので

それ系の教科書は読む必要は全く無いどころか悪影響を及ぼすので

読まないほうが良いでしょう。

 

もし、どうしても読みたいと言う場合は、「両外しサヤ取り教程」に出ている

小豆ー手亡 綿糸20-40の部分を読むと良いと思います。

まあ読む必要は感じないですけどね。

 

ではまた明日!!