動きが落ち着いてきましたかねー
下げ相場は荒れた動き、上げ相場は動きが小さくなる。
オプション相場のボラティリティを見ているとこれは一目瞭然なのですが
中には、下げ相場は動きが小さくなり上げ相場は動きが大きくなると
誤解している人もたまにいると言うか・・・
これも、日足チャートを見ているとこうした見方をしてしまう要因になります。
日足チャートを含むチャートの類は全て、値段が高くなると動き幅が大きくなりますから
大きく動いているように見てしまうんだろうと思いますが・・・
要は「率で見れない」と言う事。
例えば、値がさ株は動きが荒いと言う人がいるんですが、これは大昔の話でして・・・
バブル期は、1000円を越えると取引刻みが10円になったので確かに
「値がさ株は動きが荒い」と表現出来たのですが、現在では1円と変わらないですから
変動率は下がります。
取引刻みは変動率に大きく影響します。取引刻みが小さい4188のような株や
7203のような株の変動率を見ればそれは分かると思うんですが、未だに「値がさ株は動きが荒い」
と言う人が実際に存在する訳です。
これはまさに感覚論で物事を見てしまい数字を冷静に見れていない事から起きる事なんですが・・・
ここも「ゲームのルールを理解していない」事から起こる錯覚になりますかねー。
このブログの常連さんはどちらかと言うと感覚論の苦手な理系の人が多い感じですが
そうした理系の人が喜んでサイコロ振ってるんですよね(笑)
逆に、サイコロ振らないのは感覚論好きな文系の人が多いかなあと・・・(笑)
まあ、どちらでも「勝てばいいんだよ勝てばw」なのですが、感覚論好きな人は
失敗を「自分のせい」にしてそれ以上に深く考えない傾向がありますかねー。
「損切り出来た事は自分にとって収穫だった」
みたいな台詞が出ると言うか・・・
収穫だったと言っていたのに、何年も同じ事を繰り返してしまい
「何が収穫だったん?」と言うシニカルな事に陥ってしまうと言うか・・・
失敗の原因を安易に「自分のせい」にして深く考えず感覚論に逃げて「深く考えてるつもり」
になってしまうと全く発展性が無いのでどうしても進歩は遅くなります。
文系の人は独学で相場をするとこの「安易に感覚論に逃げる」特性があるので
同じところを堂々巡りしてしまうパターンが多いかなあ?と・・・
相場は少なくとも「数字」を扱う商売ですから、数字を冷静に見れるように
なる事は大事かな?ですかね(笑)
ではまた!