あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

似たような内容の質問が来ていたのでお答えしようかな?と・・・

「銘柄を絞る、又は固定したほうが良いか?」と言う内容なのですが・・・

このブログでは、いわゆる「多銘柄」になっていますが、その理由は単純に
「同じ動き」を繰り返し練習する為に「下落過程の突っ込み買い」に焦点を絞っています。

要は、「最初の歩」の動かし方を繰り返し練習する感じですかね?(笑)

それに対し「銘柄を絞る、固定する」と言う事は、下落過程の突っ込み買い、上昇過程の押し目買い等
全ての値動きに対しての練習になります。最初の歩だけに留まらず、銀の使い方
飛車角の使い方も並行して練習して行く感じでしょうか?

これはどちらが良いか?と言う問題では無いのでお好みですれば良いかな?と・・・
私や私に近しい人は押し目買いはしないですが、それはもう好みなんですよね(笑)

ただ「型」を作る為には、同じ事を繰り返したほうが早い部分もありますけどね(笑)


教科書には「銘柄を絞れ」と言う内容の事も書かれていますから、そう言うところから
「銘柄を絞る」と言うお話になると思うのですが、では何故銘柄を絞るのか?ですね。

銘柄を絞る利点と言うのは、

手仕舞い売り=売り 
新規買い=売り玉の手仕舞い買い

この意識が芽生え易い点にあるかな?と・・・

例えば、先日掲載した4997の売買譜


4997
10/06 929 1-
10/26 834 -1

10/26 834 -1
10/16 712 -1
11/24 786 1-
12/02 828 1- 

12/18 757 -1

この手仕舞い売りを「売り」と見て譜にするとこうなる訳です・・・

11/24 786 1-
12/02 828 1- 

12/18 757 -1

4997は下げてきている株ですから、売りの譜で見ると「トレンドに乗った売買」に
なります(笑) 「下落過程の突っ込み買いの譜」は、反対の譜で見ると、「流れに沿った売り」にも
なる訳ですね(笑)

逆に言うと上昇過程の押し目買いの譜は反対で見ると、「上げ相場を売りで取る譜」に
なります。

銘柄を固定して売買すると、こうしたところに気付き易いと言う点はあります。
意外とこう言う点はわかりずらい部分ありますから・・・


以前書いた事がありますが、私が相場を始めた頃、玉帳を2組用意して
手仕舞い売りを「売り」として記入して「売り」が成功しているかどうか?を
見るようにしていました(笑) 買いをしながら「売り」の練習をしていたと言うか・・・

私は「売り」もやりますが、きれいに決まった売りの譜はきれいな「下落過程の突っ込み買い」
の譜になるんですよね(笑)

読者の方で売りも出来るようになって来ている方もいますが、月末買いをしていると
自然と出来るようになるんですよね(笑)

それを多銘柄でやると、手仕舞い売り-新規買いのサヤ取りになるのもわかる訳です(笑)

商品相場とかで言えば、銘柄を絞ると言っても同じ銘柄で6限月ありますから6銘柄の動きを
見ている事に近い・・・

戦前の株式相場で言えば、同じ銘柄でも

現物
定期相場(3限月制)
短期清算取引

の5つの銘柄を見ていた訳です。当然こう言う見方をしていれば、「サヤを見て玉を建てる」
と言うツナギ売買やサヤ取りの売買になりますよね?(笑)

銘柄を絞る、多銘柄で比較して見る、どちらも最終的には、買値と売り値の差額を抜くと言う
基本は変わらないので、どちらからアプローチしても最終的なゴールは変わらないので
好きなほうを選べば良い感じですね(笑)

ではまた!