ゆるゆると選定作業を始めています。
今月は上昇過程の押し目買いになりそうな雰囲気ですね。
ここ数ヶ月連続して選定されていた6461とか7283は底打って上昇トレンドに
なって来た感じもありますかね?

下げ傾向の中、出動場所を絞って仕掛けを繰り返しているうちに
当たり前ですが、どこかで必ず底に当たる訳で・・・(笑)

この当たり前な事を実際に体験する事が結構重要で・・・
玉を建てながら実際に体験するのとチャートを見ながら予想をして
建てて行くのとではかなり違いがあるかな?と・・・

6461の日足です。


3ヶ月周期や6ヶ月周期と本や格言にあったりしますが
実際に経験するとしないではかなり差が出ると言うか・・・
3ヶ月周期であれば、年に2回、今回のように6ヶ月下げていれば
年に1回しかこの「底打ち」は経験出来ませんから10年やっても
そんなに体験出来る物ではありません(笑)

しかも「いつ底をつけるか?」なんて物はわかるはずも無く・・・(笑)

ただ月間最安値と言う物が目先の底になる可能性が高い訳ですから
毎月月間最安値狙いを繰り返す事で底を「偶然に買える」事がある訳ですね。
ここは単純な確率論なのである意味易しいとも言えます。

これを何回か経験すると玉に厚みをつけられるようになったり
2ヶ月~3ヶ月やそれこそ1年かけて「玉を仕込む」と言う「芸」も出来るようになったりします。そして「乗せ」も出来るようになってきます。
今月のような上昇過程に入っての「上昇過程の押し目買い」は
「乗せ」の練習にもなりますね。

底を探る「試し玉」でも覚えるのは時間が掛かるんですよね(笑)
頭でわかっても実際に経験しないと出来るようにはならないので・・・

試し玉も出来ないうちに、ナンピンで玉を仕込んで行くと言う事を
してしまうと「下手なナンピン素寒貧」と言う結果に陥り易い・・・
これはほとんどの人が通る道だと思います(笑)

練習の順序と言う物があるんですが、どうしても先に先に進みたがるのが
人間の性と言うか・・・真面目な人、優秀な人ほどこの「先に進みたがる」
傾向がありますかね?(笑)たいして儲かりもしない地味な売買を継続する事が
出来る人はごく僅かですから(笑)
そもそもそれを継続して本当に儲かるようになるのか?もわからない訳ですから
10年続けられる人なんてまずいません(笑)

でも相場の1サイクルが10年周期くらいですから10年近く継続しないと
経験値として体に入らないと言うか・・・

毎月「利食いは適当に」と手仕舞い売りに関しては明確なルール的な物は
明言していませんが、これには理由があると言うか・・・

手仕舞い売りも「売り」と言う事に変わりありませんから
手仕舞い売りで「売り」の練習を兼ねている訳です。

売りはどうしても人気がついてきているところですから
荒れた動きになり底買いよりも偶然に天井を売れたと言うのは
少ないのが体験出来てくると言うか・・・人気で動いている物は
より一層パターン化するのが難しいと言うのが実感として出てきますかね?

これで売りの感覚をつかめてくると、「ツナギ」が見えて来るかな?と・・・
このツナギが出来るようになると利益を伸ばすと言うのも見えてきます。
月をまたいで玉を維持出来るようにもなってくると言うか・・・

6758を売っていると先月書きましたがそれに対して5262等に買いツナギを
建てているとも・・・

6758売りー5262買いのポジションになる訳ですが・・・
最少単位の組み合わせ300株:1000株での価格差。

5/15 69.5円 
6/10 142.9円

5/15に6758を手仕舞いするよりも73.4円(73400円)利益を伸ばせた事になります。

この異銘柄にツナギを建てるのは商品相場の異限月にツナギを建てる
のと同様のやり方ですから明治、大正それこそ江戸時代の相場書にも
出てくるのとまるっきり変わりません。今回のは買いツナギですが・・・

こうした売買の教科書で手に入り易い本としては、
「商品相場の技術」と言う本がありますが、その中で期近に試し玉を
建て、手仕舞いを期先に利益確保のツナギ玉を建てる練習方法が掲載されています。いわゆるサヤを見ながらツナギ玉を建てるですね。

こうした「難しい事」を私も覚えようと必死に練習したんですが
結局基礎の試し玉の練習がぬるかったせいで空回りしたと言うか・・・

先人が「基礎を続けていれば自然と出来るようになるよ」と仰っていましたが
まさにそんな感じだったなと・・・

利を伸ばすと言うのは損切りと同様に普通の人間には中々出来ない
事なんですが、こうした異銘柄、異限月につなぐやり方が出来るように
なると多少やり易くなると言うか・・・
昔から言われて来た事と言うのは的を得ている事が多い感じなのですよね。

ナンピン 乗せ ツナギが出来るようになると玉の維持が出来るように
なり利を伸ばすと言う事も多少可能になってくるのですが、その為には
試し玉の練習がまず第一歩になる感じですね。

長くなってしまいましたが最後までおつきあいありがとうございました(笑)