ゆるゆると選定作業開始しております。
方向感が出ない相場?が続いてますね。
銘柄により動きがマチマチな部分も出てますかね?

下記は明治28年(1895年)に発行された米相場指南書からの各月毎の注意点が
書かれた物を転載してみました(笑)
まあ、「秋に買い、春に売れ」になってる訳ですが・・・
明治28年の相場書、しかも米相場の教科書に書かれている事でも
意外と通用すると言うか・・・

今年でも5月の高値を買った人でそのままの人は損勘定になってますからね。

118年前(笑)の教科書でも通用してしまうと言うのが相場の面白いところでしょうか?(笑)

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1月、
正月は陽の始まりにして人気高し、安ければ買いに利あり、中旬又は2月に
至り天井を表す。

2月
2月は高き原因の集まりて天井を表す。売り方に利があり。

3月
1月、2月に昇騰して、追々低落すれば買い方利あり、されど正月より下げ足なく
北国米廻航の後、底値あり。兎も角安値は買い一方の月なり。

4月
4月は5月に高値あるを以って売り方見合すべき。

5月
5月は新米の出穀、既に船足を停め、在米減少するゆえ高値なるべし
高値の処にて売り方よろし。

6月
6月は天候の良否により預言したがし。土用の天気を気構えて下落せざる
気味あらば、土用に入りて照り続かなければ激落あるべしと言えども、当月照りが続けば
多少の低落あるべければ土用に入り却って昇り値あるべし。

7月
7月は天災時節に入りたれば軽率に許多の売買すべからず。
只利食い、掬い商いの考えにて、晴天に安値を買い、曇雨に高値を売るべし。
されど豊作の見越しにより低落の傾きあれば、大激落の後まで見合す方に利あり。

8月
8月は凶歳にあらざれば、大抵下落する月なれど夏期より徐々に低落して来たらば
当月15夜頃に大体は底値を表す。

9月
9月は豊作ならば既にその気配を表して低落するものゆえ買い方に利あり
もし不作にして漸々上昇(しだいに上昇)するならば売り方に利あり。

10月
10月は既に低落したる時にして買い方に利あり。ただし、新古米不足にして
かゐ高きに在らば売り方に利あり。

11月
11月は人気安くして米高きものなり、されど大高下無く買い方無難なり。

12月
12月は諸商売仕切り手仕舞いの月にて一時下落する事あり。されどこの下落は
永く続からず物なれば、低落の時透かさず買い置きして利あり。

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読むとなんとなくはわかりますかね?(笑)

では15日の引け後に!!