今日のブログでまた明日!!とか書いてしまいましたが今日は金曜日
でした(汗)

ボケ防止にネタ話でも・・・
先日、あれこれ手を出すとうんぬんと書いたのですが、これは私もやってしまい
上達が遅れた経験がありまして・・・(笑)

私はある方から相場を教わりまして、最初から大きい失敗も
無く順調に上達したんです。

そこに慢心が出たと言うか・・・

憧れる相場の張り方って言うのが誰でもあると思うんですが、基礎の技術が
出来ていないうちにその憧れている売買をしてみたくなると言うか・・・(笑)

私が憧れた売買と言うのは「サヤ滑り取り」と言う売買でして。

これは商品相場の限月制特有の取引方法なんですが、単純に言いますと
ただ「売り続ける」と言う物です。

商品相場の売りポジションと言うのは実際に現物を持ってる筋が売り建てをし
その反対の買いポジションと言うのは誰も現物を実際に受けるつもりは無い玉
がほとんどなので「納会」が近づくと反対売買されて値が下がる特性があり
それを取るのがいわゆる「サヤ滑り取り」と言う手法でして・・・

それをベースに買いツナギを建てたりと多少の技術的要素を加え、「これは必勝法だろう」
なんて慢心してた訳です(笑)

ただ資金管理だけは万全を期して、証拠金の1/10以内と言う「超ひかえめ」な運用を
していました。株の信用取引で言えば信用枠100万のうち10万しか使わないような
物です。(証拠金取引ですから微妙に違いますが・・・)

そんな控えめな運用でも、総資金に対して6割もの利益が初年度に出たんです(笑)
2年目も6割を超えてくれて(笑)

順調に資金も増え、本業?の株のほうも調子が良くそれなりに経験もありましたので
「相場師」になれたなあ・・・なんて思ってまして(笑)

そして「その時」がくるんですが・・・

最初の売り玉を建ててから4ヶ月経過し、玉に利が乗り始めました。
そして新しい限月が発会し、手口を見ると大手がドカンと売っていて
「いつものパターンだ」と思っていた訳ですが・・・

ただ、その後その限月だけやたらと高くなりはじめ・・・

先物がやたらあがりサヤがついてくれば、買いツナギを立てながら売りをして
行くのは商品相場の定石とも言えますのでそういう玉操作をしまして・・・
(ある意味これが敗因となった手でした)

そしてストップ高が3連発きました。

ストップ高は商品相場ではよくある事で珍しい事では無く
資金に余裕ありますし、買いツナギも建ててますから「いつもの事で」
みたいに余裕こいてましたら・・・

その後も上げ基調は続き、倍の値段まで上がってしまいました。
買いツナギのほうはそんなに上がらずサヤは拡大するばかり・・・

そして最後に10日連続ストップ高と言う超絶な相場になり、発会から3倍以上の
値段になってしまいました。株と違いレバレッジが高いですから、満玉張ってる人は
即死です。

証拠金の1/10しか建ててなくしかも買いツナギも建てているのに追証が発生しそうに
なり・・・売り玉を損切りしたくても当時の商品相場は株のようなザラ場取引では無く
板寄せ取引ですから、ひたすらストップ張り付きっぱなしです。
損切りしたくても注文が成立しないんですからどうしようも無いんですよね(笑)
格闘技で言うとマウントポジションでボコボコにされてるような物で(笑)

凄い相場になり、1億や2億くらい?の玉を建ててた人も全て失うような相場に
なりました(恐)私もやっと損切り出来て・・・
買い方大手の利益は100億以上なんて話も・・・

そして、ある大手が「現物の手当てが出来た」との情報から一転してストップ安に・・・

今度は7日連続ストップ安です。

そしてその限月の納会はいつもどうりに下げて終わり・・・
資金に余裕があり玉を維持出来ていれば大勝利だったんですが・・・
でも証拠金の1/10 しかも買いツナギ建ててと言う状態ですから資金管理としては
「万全を期していた」のにこういう事が起きる訳です(笑)

幸いにもアシは出なく、多少の種銭は残りましたから何とか復活出来たんですけどね(笑)

なにぶんかなり前の話なので記憶が定かでは無いので正確には覚えてない部分も
あるんですが・・・まあ忘れたくなる記憶もありますよね(笑)

その経験から更に慎重な取引をするようになり、それからは大負けするような事も
無くなったのであの相場があって今があるとも思えますが・・・

ただ、あれもこれもと手を出さず、本業の株の基礎売買をもっと地道にしていれば
しなくて良い事だったのは確実ですね(笑)

長文になってしまいましたが、自戒の意味も込めて書いておきました(笑)

ではまた来週!!