『内的思考』という人食いバクテリアの駆除の仕方




頭の中で無自覚に回っている思考、
この内的思考のせいで
『今ここ』で出力できる知能が減っている。
という記事を以前に書きました。


沸き続ける思考は
ネガティブなものが多く、

過去への後悔と
未来への懸念など、
恐れ・心配・恥・後悔・不安など
といったネガティブな内定思考が


常に意識を
『今ここ』から逸させようとしているわけです。



なぜこんな事をするかというと、
内的思考（ないしはエゴ）は
思考してもらえないと存在できないからです。


ここで踏まえておきたいのは、
思考は自分自身ではないという事です。


私の思考は、確かに私のものです。
私に属しているものですが、
でも私自身ではありません。

私の持ち物が、私自身ではないのと同じ事です。




    

​内的思考は、


常に持ち続けてもらわないと
（つまり考え続けてもらわないと）
存在ができないのです。


内的思考は居続けたいので
必死で考えさせ続けます。




もし『今ここに』全意識を向けられてしまったら
内的思考は消えてしまう。
だから必死に、
あなたの意識を引く思考をけしかけてきます。


『そういえば、あの人って、、、』
とか、こんなところから注意を引っ張って、
1日に６万回にも及ぶ
内的思考の泥沼に引き摺り込みます。



この６万回の内的思考を、
『今ここ』に使えたら
めちゃくちゃ能力アップしますよね！


本来発揮されるべき能力が
内的思考に食われてしまっている。

脳の95%？は使われていないなどの説がありますが、
それって、この内的思考にリソースを食われすぎてて、使えないのではないかと思います。


もっといえば、
この内的思考は、
常に願望に対する抵抗を引き起こし、
波動を下げてしまうのです。


願望が叶わないのは
願望を叶えるアプローチが足りないんじゃなくて、
むしろ、思考が創り出す抵抗が大きすぎるから。


喩えるならば、内的思考は
人食いバクテリアみたいなものです。


本来、寄生するならば
寄宿である『私』と共生できるように
しなければならないのに、
寄宿を乗っ取って殺してしまうこともある。


今の日本で、
飢え死にするようなことはまずない。
そういう意味では豊か、である。

にも関わらず自殺率が高い。

高学歴・高収入、傍目から見れば
何の不満もなさそうな人が
突然自殺してしまう。

それは、この内的思考が、
寄宿を殺してしまっているから。


人間が、内的思考に乗っ取られて
内的思考によって殺されている。

実に怖い！

この内的思考に乗っ取られた状態で
半分ゾンビみたいに『今ここ』にいるから
それは能力発揮できないわけです。


さて、ではどのように
このありがたくない寄生バクテリアを
駆除しえいくのかというと、


まず1に
『気付く』こと。

あ〜〜思考に食われてるな、と気付く。



次いで2に
『思考を俯瞰する』こと。
あ〜〜今こういう思考をしてるな、と気付くだけで、
思考とあなたは分離します。

これでネガティブな思考を無力化できます。
なぜなら思考を自分に内包せず、
自分から取り出して切り離しているから。
メタ認知できると思考は無力化します。


そして最後に、
『意識を身体に戻す』こと。


腸は脳より思考するなどと言われますね。

食事を脳に任せると
舌にある味蕾の快感によって
身体を損なうほどに食べてしまうという。
自己破壊的な側面があるわけです。

身体の為ではなく
思考の為に食べてしまう。


このような、
思考優位になりすぎている主導権を
身体に戻すようにするのです。

身体にイニシアティブを握ってもらう。
思考を介さず、言語にいちいち置き換えず、
何となくそうしたいとか、
直上的な欲に身を任す。

猛烈に何かを食べたいと思う時、
実はそれが不足している栄養素である。
というような特殊飢餓というのがありますが、
思考では食べたいと思うはずのないものを欲する。
しかしそれが身体にとって最も必要なものだった。

というような、
この明晰さが身体には備わっているのです。

さて、ではどうやって
内的思考を静かにさせ、
身体に意識を戻すかというと、

呼吸に注意を向けるのです。

深い呼吸をして、
空気が気道を上がり下がりすることに
集中すると、内的思考は静まります。


そして意識がお腹の底に落ちていくのを感じます。
ひたすら深い呼吸をする！！


これで、
内的思考という人食いバクテリアを
しっかり駆除できます。


意識が身体に戻り、
『今ここ』への参加度が格段に上がると、

これまで人食いバクテリアに食われていた
エネルギーを『今ここ』に使えるようになるので
生気が戻ってきます。

生気が戻ってくると
健全な欲を感じられるようになります。

生きるとは、
正々堂々と欲を満たすこと。

欲を満たすことで
成長するのだから
欲張っていいのです！


内的思考という人食いバクテリアがいなくなると、
常に責め苛まれていた自己否定とか、恐れや不安や心配や怯えや焦りから解放されるので、めちゃくちゃ安らげて、自由になります。


『今ここ』にしかいないので、
人生がめちゃくちゃ簡単になります！


知能と幸福度が上がり、
波動も上がるので願望が叶うという
ハットトリックが決まります。