読了。
『アルケミスト』という小説です。
スペインの羊飼いの少年が、旅の途中で偶然出会った王様から、
宝物がピラミッドにあることを導かれ、宝探しの旅にエジプトへ出発。
自分の羊を売ってエジプトまで行く資金をたくさん貯めたものの、
海を渡った先で泥棒にお金を騙し取られて一文無しになり落胆し、
クリスタルのお店で1年間働いて旅の資金を集めて再出発した先で、
今度は砂漠の中のオアシスでの戦争に巻き込まれる。
そこで年老いた錬金術師(アルケミスト)と運命的な出会いを果たし、たくさんのことを学ぶ。
錬金術師から学んだことを活かし、
少年は砂漠や風、太陽の力を借りて、
自分の姿を風に変えて奇跡を起こし、
錬金術師と一緒にピラミッドへ向かうというストーリー。
面白かった。
この小説から学ぶことがたくさんあった。
この小説が強く訴えかけていることは
『夢を追い続けろ』ということ。
努力すれば夢は叶う。
どんな不幸や災難も素直に受け入れなくてはならない。
自分自身と見つめ合うこと。
本当に叶えたい夢に向かって必死に努力している人には、
宇宙や万物すべてがその人を協力して夢を実現させてくれるんだって。
錬金術って本来は金属以外の物質を金に変えることを言うんだけど、
この小説での錬金術は、自分自身をより良いものに変えることを言ってます。
自分の夢を叶えるために、人生の楽しみの一つだった羊飼いを辞め、
自分の命にも関わる幾多の災難を受け、それでもひた向きに
夢を叶える少年がすごいなと思った。
これって絵や音楽、どんなジャンルでも、
言ってしまえば『錬金術』なのかもしれない。
絵に例えれば、1色の絵の具が作品となり、芸術となり、その芸術が見る人の心を変える。
音楽に例えれば、一つの音や歌がメロディーとなり、曲となり、その曲が聴く人の心を変える。
僕らも知らず知らずのうちにアルケミストだったのかもしれません。
