夏らしいことをあまりしてないので、
怖がりな僕が夏らしく怪談でも書いてみます。


食事中の方や、怖いのが苦手な方は、気分を害する恐れがありますので、スルーしてください。


怖がりな僕が言ったら説得力ないけど、
この怪談はそんなに怖くないです。





とある学校の放課後。


ラグビー部に入部したてのA君は、
先輩のB君と校庭でパス練習をしていた。


B君はボールを空高く放物線上に投げてA君にパスしたが、
A君はそのボールのキャッチに失敗。


A君は地面に落ちたボールを拾い、
怖じ気づきながらB君にパスした。


このパス練習を延々と繰り返しては、A君は一度もボールをキャッチできずに落としてしまうばかり。



このミスの連続にB君は、


『おい!何でパスが取れねぇんだよ!
やる気あんのか!?』


と、A君を叱る。


A君は『すみません』と謝り、
地面に落ちたラグビーボールを拾いB君に返すのみ。





先輩のB君が高く投げたパスを、A君が何度もキャッチできないのは、
運動神経が鈍いからではない。










B君が高く投げたラグビーボールが空中を飛んでいる間には、










そのラグビーボールは、男性の生首となって宙を舞っている。





それはA君にしか見えない。





そして、宙を舞っている男性の生首は、
地面に落ちた時には普通のラグビーボールの形に戻っている。





その男性の生首は、何年も前に交通事故で亡くなったラグビー部員のものだった。