時の塔 | equal zero

時の塔

$equal zero


落とした罪を拾い上げて      
俯き此処まで歩んで来たんだ    


目蓋の裏に写る哀しい笑顔の    
その訳をただ知りたいだけなのに  


風が吹いて流れる         
移ろう気持ちなら         
いっそ消えてなくなればいい    




時の交わる場所でまた君に逢えたのに


あぁ、どうして          
この声が届かないのは何故     





時の交わる場所でまた君に逢えたのに


あぁ、どうして          
この姿が見えないのは何故     





溢れ出る感情の狭間で       
千切れてく想いの欠片が   




   
西の空の光に掻き消されてゆく