朽ちる紅き衝動 | equal zero

朽ちる紅き衝動

$equal zero


その想いが一つ朽ちては
内側に漂う残り香が
身体の中で帯をなす



枯れゆく余韻の紅は
悲しくも煌々と燃えては
地に落ち
上下の境を無きものにする







佳境の微熱は孰れは冷める








けれども






憶えていて欲しいんだ






僕とゆう一人の影が






紅く染まっていたことを