無に浮かぶ黒 | equal zero

無に浮かぶ黒

equal zero-写真行為050


歳月を重ねる度に
何ものも稀薄になり
単調に事過ぎてゆく


生活と言う枠から抜けようと
ふらふらと歩みを試みては
右へ左へ足を運ぶ


目から入る情報は
真っ白な頭の中に浮かび上がる
黒い形のようなもので
後に記憶となって



心に焼き付いた