Katsumaです。
突然ですが
ところで「ロボット」🤖って言葉を聞くと、
”強い”、”便利”、”なんでもできる”、、などを想像しますよね
いまや、人工知能(AI)を搭載したり、ビッグデータを活用したりする高機能のロボットの開発にメーカーや研究者たちがしのぎを削るなか、豊橋技術科学大(愛知県豊橋市)の研究者、岡田美智男教授(以下、岡田教授)の作るロボットは一風変わっています
それは
弱いロボット
てす。
例えば、
「ゴミ箱ロボット」
おお姿形はゴミ箱🗑そのもの
でも、、、
”自分ではゴミを拾えない。”
なんと
では何するかというと・・・
ゆくりと歩き回り、ゴミが落ちているのを見つけたら、体を揺らしたり、声を出したりしてアピールするだけ。
そうしていいるうちに、様子を見ていた周囲の人たちが、一生懸命、ゴミを集めたりする。
自分はゴミを拾えなくても、周囲の助けを引き出して、ゴミ拾いという目的を完結する。
うーん。とても面白い
そもそも『弱いロボット』とはなにか、
岡田教授によると、
====================
一般的なロボットは「こんなことができます」、「あんなことができます」とできることを強調し、苦手なことや不完全な機能は隠しがちです。しかし、「弱いロボット」は、苦手なことや不完全なところを隠さない。むしろその弱さを適度に開示することで、周りにいる人の「強みや優しさ」をうまく引き出すロボットです。
====================
また、
====================
一人でできるという”自己完結が当たり前”という常識を捉え直し、周りに支えてもらうようなロボットを作れないか考えました。そして学生たちと一緒に、『弱いロボット』と名付けて開発に取り組んできました。自分だけでは問題を解決できない「弱い」存在ですが、周りとの関係性を豊かに構築することで、最後は目的を達成してしまうようなロボットです。
====================
うーん。とても面白い
”なんでもできる”
ことを目指すのではなく、
”周囲の手を借りる” ロボット。
岡田教授は、
この「ゴミ箱ロボット」について
====================
拾ったものがゴミなのか、誰かが落としたものなのか。
燃えるゴミなのか、燃えないゴミなのか。
価値があるのか、ないのか。
そういった判断は、ロボットには難しい側面があります。
また、例えば薄ぺらいゴミを拾うことも、ロボットのごつごつした手では大変。
むしろ、そうしたことは人間のほうが得意です。それであれば、人に手伝ってもたっら方が早い。
どんどん機能を追加する「足し算」ではなく、シンプルに作って、周囲に委ねる「引き算」のデザインになります。そんな発想から、「弱いロボット」が生まれました。
====================
この発想とても斬新
また、
====================
ゴミ箱ロボットは、「もこもこ」という意味不明な言葉を発しながら、ゴミが落ちていることを周囲に知らせます。
ここで「ゴミが落ちている。拾って」と言ってしまうと、人間は”指示されている””使われている”と感じてしまうのですが、ロボットの言葉が拙い分、聞き手側が解釈する余地があります。
”困っているのかな”と聞き手が考えることで、”放っておけないな”という優しさも引き出されるのですね。納得した上で手伝うので、ロボットが目的を達成できたことを、手伝った側も嬉しくなります。
効率性や便利さばかりがものづくりの目的になりがちな現代ですが、こうした「関係性」を志向するものづくりの考え方が、あってもよいのではないかと思うのです。
====================
うーん。やはりとても面白い
「弱さ」
が結果的に
「強みに」
になるという視点ですよね
これ、、
人間🚶🚶♀️🚶🏽♂️にも同じことが言えそうですよね。
例えば、目の前の人が、「弱さ」を少し開示してくれたりすると、”あ、私と同じだ”と思えて距離が縮まり、共感が生まれたりしますよね。反対に、互いに強がってばかりだと、なかなか協力関係がうまれなかったりしますよね。。
また、自分の「弱さ」って、隠したくなるし、他の人にはみせようとせず、思わず強がってしまう傾向ってありますよね。
でも、あえて、「弱さ」を開示することで、周囲との強い関係性が生まれることになるんですね。
私自身、ついつい強がって自分だけで全部解決してしまおうとしがちな性格ですが。。。
過去にも、自分一人で頑張っていたことがあって、でも、どうにもこうにもならなかった事があったときに、とある人に、弱音をぶちまけたことがあありました。
そしたら、その人も同じようなことを経験していて、私の弱音にとても共感してくれました。そして、その後、その人と一緒にその問題を解決していくことができました。いまでもその人とは仲良い関係を続けさせていただいております。ありがたいことです
現在のコロナ禍加のような”予測不能な状況下”においては、準備していたことや、計画していたプランなどが全く役に立たなくなることも起こりえます
そんな中、目の前に現れる状況を味方に変えていく”柔軟性”がある人はとても強いわけですが、なんでも”一人で行う”だけではなく、”頼れる周囲の存在”を豊かにしていく”という考え方もとても大事に思えてきます
”不完全さ”
を補完し合うことで
”強いレジリエンス(困難を乗り越える力)”
が生まれるのですね
それではまた来週!!
Katsuma