幼稚園大好き年長さんの娘。


年中さんの3学期くらいから、「年長さんになって、幼稚園終わりになるのさみしい」と、なんとも気の早い。


そんなことより今を楽しめ!


とか、


小学校も楽しいよ。


と、親としては思うのですがね。

あまり無責任な事を言うのも、「そんなこと」と突き放すのもよくないですよね真顔ムズカシ。



ときどき小学校関連の絵本を取り入れて、なんとなくイメージを持ってもらうようにしています。



その中で私がどきっとさせられた絵本がこちら。


「ぼくとがっこう」

谷川 俊太郎 文

はた こうしろう 絵


始まりは1人の男の子が家で好きなものに囲まれてくつろいでいる様子が描かれてて


「うちにいるとぼくはこども

ぼくはぼくでいられる」


と、文がついています。


そして、男の子が学校にいくと


「がっこうにいくとぼくはせいと

ぼくはおおぜいのなかのひとりになる」



この対比にぞくっとしました。


学校には楽しいこともあるし、好きな友達もいる。嫌いな友達や、嫌なこともある。

別に怖い場所では無いけれど、家にいるときの「じぶん」じゃなくて、「せいと」にならなくちゃいけない。


結構大変な事ですよね。


幼稚園だってある程度社会性が求められてきますが、まだ「練習」の段階。出来る限りこどもが興味をもつような活動や遊びがメインだし、楽しいが詰まっている。


でも、小学校に行けば基本は勉強!!

テストもあるし、掃除などの労働まで求められる!!!ナンテコッタ。


この事実に気がついていなかった事を、反省しました。


そして、こどもが「じぶん」でいられる場所がある事は、大人が思っているよりもずっとずっと大切なんですね。



娘にとって家がそう言う場所であり続けられるようにしないとですね。