図書館で借りた本
なんだか明るい雰囲気の表紙に惹かれて借りてみました。
内容は、、、
死にたい人がたくさん出てくる話でした。
主人公はケータリングを生業とする健一。
めんどくさい事を避けつづけて無難に生きる事わ選択するおじさん。
ある時、ケータリングの仕事で訪れたパーティー会場である女性から「ショートカットドラッグ(楽に死ねる薬)」を持っていないか尋ねられます。
女性曰く、ネット上でケータリングを生業とする人物がそう言ったドラッグを売り歩いているという噂があるそう。
この女性も死にたい理由があり、試しに健一に声をかけてみたのでした。
この謎の薬をめぐる、ミステリーサスペンスではなく、もっと淡々と話が進んでいきます。(途中、薬の伏線が忘れ去られているんじゃないかってくらい)
健一とその周辺の人々が様々な形で「死」と向き合い、折り合いをつけていくお話でした。
軽いネタバレなんですが、健一は料理人のくせに、出来合いのものにちょっと手を加えて見栄えを良くするだけで提供してたのですが、最終的に丁寧に料理をするようになります。
その変化について、私も共感できるところがありました。
私もめんどくさりなので、料理の際にはバンバン顆粒だしも出汁パックも使います。
ある時、味噌汁を作ろうとした時にたまたま顆粒だしなどを切らしていることを失念していました。
コンビニに買いに行く労力と、家にある昆布と鰹節で出汁をとる労力を天秤にかけて、後者を選択。
久しぶりにお出汁をとってみました。
そうしたら家中お出汁のいい香り!幼稚園から帰った娘も開口一番「いい匂い」
よくよく考えてみたら、娘の好物っておでん、そば、うどんやひじきの煮物などお出汁系の味。
香りが良いせいか、お味噌汁も美味しく感じられました
以来、出汁はちゃんととるようになったのですが、「ちゃんとする」って大事なんだなと思いました。
作中でも健一の先輩(すごくいい人)が「ちゃんと料理しろよ」と言うんですけど、最初は「ちゃんと」理解できませんでしたが、健一の変化の方向性を読むと腑に落ちました。
「僕とおじさんのあさごはん」の他に、精進料理の本を借りました。
Eテレの「やまと尼寺精進日記」が大好きです。
前回の師走編だったかな?
住職と慈瞳さんが野菜を買いに行って、慈瞳さんが、これも買うと「シナモンリーフ」を住職に見せたら、
あからさまに「いらんやろ」って顔する住職にキュン
テレビで紹介されているお料理が美味しそうだったので、興味が
娘がどうやら和風の味付けが好きみたいだし、夜遅くに夕食を摂る主人にも良いかな?と思い、精進料理の本を手に取ってみました。
一汁三菜の、三菜って漬物はカウントしちゃダメなんですってあって当然枠だった
超基本的な事に驚きました
手始めに卯の花を作ったら不評な上に恐ろしい量が出来てしまいました
料理って難しい!!
「ちゃんと」しよう