「ファーブル君の妖精図鑑」

井上 雅彦

書店で本を購入する際は、大抵帯がついているので簡単なあらすじを知る事ができます。

しかし、図書館の本には帯はありません。


表紙カバーの見返しや、裏表紙などにあらすじが書かれているものもありますが、どちらもない本というのも存在します。


そうすると、本の内容は題名とパラパラとめくって目についた数行で推測するしかありません。


今回、図書館で借りてきた「ファーブル君の妖精図鑑」

ファーブルといえば、「昆虫記」


でも、「妖精図鑑」


一体どんな話なのかと、覗いてみると


諸事情で美大をやめた女の子が、電車に揺られている場面から始まっている。



虫の話?妖精の話?絵描きの話??



まったく、どんな内容なのか推測出来いことに興味を持って借りてみました。



読み進めていくと、見えないものを観察するという青年「ファーブル君」が登場。ファンタジー?


そのうち死人が出てミステリー小説だというこが判明。


ジャンルすら不明だった物語が、だんだんと全貌が明らかになる感じが内容以上に面白かったです。



「妖精」というと、ティンカーベルだとかおやゆび姫の最終的な結婚相手である妖精の王子さまとか、可愛らしかったら、美しい存在のようなイメージですが、ファーブル君が見ているものはどうやらちょっとグロテスクなようです。



ハリーポッターの物語にはイギリスの伝統的な「想像上の生き物たち」をモデルにした魔法生物たちが出てきました。



マーピープルとか映像化するとかなり怖い。


ドビーも屋敷しもべの「妖精」ですよね。


ティンカーベルのような妖精は皆無でした。



事件が起こるたびに「ファーブル君」はその現場にいる「見えない者たち」を観察して、主人公の女の子に観察記録を渡します。


主人公が観察記録を元に、その生き物を描き出し、事件の謎を紐解いていきます。



最初は主人公とは関係性が遠かった事件が、段々と近づいてきます。

彼女が美大を辞めた理由と家族を捨てた父親の謎、そしてファーブル君の家族。


現実と非現実の境目のようなユラユラとした雰囲気の物語でした。



作中で「イマジナリーフレンド」がキーワードになるお話があります。

娘には今のところ、「イマジナリーフレンド」はいないようですが、疲れていたり、私に怒られたりすると、お気に入りのぬいぐるみたちを侍らせて心を癒しているようです。




ちょうちょちょうちょちょうちょちょうちょちょうちょちょうちょちょうちょちょうちょちょうちょちょうちょちょうちょちょうちょ


ところで、5歳になり英語に改めて興味が出てきた娘。


これって英語でなんていうの?と質問される事がよくあります。


答えはするけど、スーパージャパニーズイングリッシュ発音(しかも巻き舌機能なし)で答えて良いものかうずまきうずまきうずまき



苦肉の策で、一度退会したこどもちゃれんじイングリッシュに再入会しました雷


ベネッセ課金が止まらない!!




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