娘のクリスマスプレゼントがなかなか決まらなくてヤキモキしていましたが、ついに幼稚園でサンタさんへお手紙を書いたとのこと。
なんて書いたの?と聞いたら
「マーメイドアクアパクトが欲しいって書いた」
成程。
2月には今のプリキュア終わるんだけどなーという気持ちを飲み込み、サンタさんへの手紙の内容を違えることは出来ませんので、これに決定!
やっと決まって良かった
親としては、きっとすぐに飽きるだろうなとか、汎用性があった方がいいのにな、という気持ちもありますが、「自分で選んだものをもらえる」って大事かなと。
自分の気持ちが尊重されることを経験することで、他人に対してもそうする事ができるようになると思います。
さらに、娘は12月生まれなので、お誕生日プレゼントも決めなければいけません
こちらは本人と一緒に買いに行けばいいので楽勝と思いきや、去年は遺伝性優柔不断により、ちっっとも決まらないおもちゃ売り場をぐーるぐーる
今年はある程度絞り込んでいるようですが
このどちらかだそうです。
絶対売り場で悩みそう。
ちなみに、我が家には本人が欲しいもののほかに「あげたいものをあげる権利」があります。(予算の許す範囲で)
去年、こちらをプレゼントしたんですがパーツが少なすぎてあまり遊べなくて。
追加パーツをプレゼント予定です
今週読んだ本
「銀の匙」
中 勘助 作
物語は「私」の小箱から始まります。
小箱の中には小さい時に遊んだおもちゃなど細々としたものが入っています。
その中に、「珍しい形の銀の小匙」が一本入っています。
この銀の匙がどのようにして私のとてもに来たのか、母が由来を語ってくれたことを思い出し、そこから「私」の少年時代が語られます。
明治の始まりごろに生まれた「私」は、相当な難産で生まれつき虚弱で神経過敏。出来物やら頭痛などに悩まされ、生みの母も産後の肥立ちが悪くとても育児ができる状態ではない。
そこで、「私」の伯母が彼の世話を担ってくれしました。
この伯母さんという人が、生来の人の良さに加え、ある理由から「私」を宝物のように大切に大切に育ててくれました。
この本、途中まで育児書かたら思うくらい、伯母さんと「私」の関わり方が興味深いです。
おばさんの育児テクニック?
①
「私」が生まれたのは神田で、往来に面した窓からは様々な人々が見えます。
伯母さんは格子窓のところに「私」を立たせて、目に触れるものの名などを教えて遊ばせてくれました。
②私のお気に入りの小さな子犬の人形のために、空き箱でお宮をこしらえて拝んで見せてくれた。
(自分の大切なものを他の人も大切にしてくれると嬉しいですね)
③仮面ライダーごっこならぬ戦国武将ごっこにとことん付き合う
お決まりのパターンに7.8回付き合う。すごい。
(疲れすぎて伯母さんが本当に死んだんじゃないかと心配になるくらいがっつり遊んでくれた)
④食欲のない「私」のために、羊羹の空き箱に握り飯をいれて「伊勢参りに行きましょう」と、庭をぐるぐる回ってからお弁当を食べるピクニックごっこ!!明治時代ですよ。
⑤野菜の苗を買ってきて畑に植える
これは「私」の為ではないものの、しっこりと作物の成長の様子を私が記憶しているので、今流行りの食育みたいなものですよね。
ほかにも色々あるんですが、娘が生まれる前にこの本に出会っていたかったです
今も昔も子どもはほとんど変わらないようですね。
明治初期の話で、初版が大正なので分かりにくい言葉が、出てきますがすぐ下に注釈と安野光雅さんのイラストがあるのでとても分かりやすかったです。