娘とお買い物ごっこをして遊びました。
折り紙でお洋服やアクセサリーを作って売り物にしようと思ったのですが、パーラービーズも作りたいとリクエストあり。
あれやこれやと作ったり、売り物をあれこれ並べていたら肝心のお買い物ごっこタイムがかなり削られてしまいました
ごちゃつき感がすごい!!
最近読んだ本
「猪熊弦一郎のおもちゃ箱」
香川出身の抽象画の大家猪熊弦一郎氏の生涯とその人となりについて、そして彼が愛した「いろいろなもの」を紹介する「画家のおもちゃ箱」が収録されています。
大学生の頃、初めての一人旅に選んだのが香川県。
当時、香川県が草間彌生さんのカボチャ(先日流されてしまった)をはじめとする、最先端の現代美術の聖地!!みたいな雰囲気を醸していました。
芸術のなんたるかはよくわからないけど、「トリエンナーレ」って響きがすてきーとミーハー丸出し、芸術に触れる一人旅すてきーと出かけていきました。
直島の民宿に泊まったり、地中美術館、犬島精錬所美術館に行ったり、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館に足を運びました。
ただ、当時はなんの知識もなく、あるのは体力だけ。ひたすらあちこち歩いたけど、いったい何を吸収したのか???
なんせ一人旅なので、思い出を共有する人もなく、自分1人の記憶なので、いくら反芻してみてもあまり思い出せない

本屋さんでこの「猪熊弦一郎のおもちゃ箱」を見つけた時、あの一人旅が思い起こされてついつい買ってしまいました。
「抽象画」の鑑賞の仕方は今も当時も分かりませんが、本を読んで「猪熊さん」という人を知ってから彼の絵を見ると
うーん、やっぱりよくわからない。
でも、収録されている彼が愛しんだコレクション(骨董だけでなく道端の石や折り曲げた針金などもある)を眺めていると、不思議と目が離せないのです。
十数年前に購入した、図録を開くと、そこにもいくつかおもちゃ箱の中身が掲載されていました。
なんだか、タイムカプセルみたいですね。
今、彼の作品をみてもやっぱりよくわからないけど、あの当時よりもずっと「眺めていたい」と思えるようになりました。