就寝時にぬいぐるみを選抜して連れて行く娘。
最近はもっぱらすみっコ達です。
自分の横にきれいに侍らせてお布団をかけてあげて寝るのですが、なんせ寝相が悪いので、2時間後には散り散りになっています。
たまに娘の下敷き。
大人の就寝時に回収して、吹っ飛ばされないよう枕元に並べておいてあげるのですが、朝起きると再度散乱しているか、娘の横に綺麗に並べられています。
どうやら夜中に並べ直しているようですね
以前読んだ江國香織さんの「神様のボート」にも、そんなシーンがありました。
必ず戻ると言って消えてしまったパパを待って、引っ越しを繰り返す親子の話です。(だいぶ矛盾している気がします)
娘の草子が幼い頃、母親が夜仕事に出ているので、「ピンクのくま」と「アリー(ゴム製のサイボーグ)」と3人で眠る様子が描かれています。
→以下、引用
ときどき位置移動をする。
位置移動というのはあたしの考えだした遊び。一時間か二時間ごととか、時間を決めて目ざましをセットする。そのたびに起きて、寝る場所を入れかわるのだ。
ー中略ー
おやすみの日はママも参加する。位置移動は四人でするとぐっとおもしろくなる。布団を二組使えるので、端と端がずっと遠くなるから。
引用終了
草子は意図的に起きて、並べ直す事を楽しんでいるようですがね。夜中にもそもそ起き出して、ぬいぐるみを並べる娘を想像するとなんだか面白いです。
草子の位置移動は、もしかしたらピンクのくまやアリーが夜中もちゃんと存在している確認なのかも知れませんが。
「神様のボート」を母親になった今読んでいると、草子の母である葉子の狂気性をじわじわと感じてきてちょっとゾクっとします。
不思議なことに、娘の咳や手足をぽりぽりかいてしまったりする音で起きる主人ですら、ぬいぐるみを並べ直す娘には気が付かないのです。
私は、一度寝ると滅多なことでは起きないので、もちろん気が付きません
布団にくるまって眠る習性があるので、多少娘に蹴られても防御できるし。
と、すると、もしかして、娘がおきているのではなくすみっコ達が勝手に??
なんて想像してしまいますね

