心理カウンセラー+メンタルマネージメントコンサルタント
松山 繁博です。
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メンタルから来る心の不調・体の不調を感じている方へ
薬じゃない方法で治せる、という希望が持て、
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所要時間 50分
まずは、無料カウンセリングで、あなたのお悩みを聞かせてください。
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今回のテーマは、
「母親に弱い自分を見せられない」です。
前々回からお話している、
今、太ることが怖くて、ストイックな食事しか摂れない、
睡眠薬を飲んでも眠れない、
人生全てを苦行にしている方のカウンセリングの続きです。
今、体調不良を理由に、会社を休みがちなのですが、
先輩の女性社員から、「〇〇君って、繊細なのね」と言われたことが悔しくて、
夜、眠れないという相談を受けました。
そこで、その部分に関する「認知の書き換え」を行っていたのですが、
その途中で、こんな信念が出てきました。
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母親に、病弱と思われてはいけない
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彼の父親が、病気で会社を休ことになった時に、
父親本人ではなく、母親が父親の代わりに会社に連絡を入れた所、
会社の人から、「体調を崩されることが多いですね」と皮肉を言われたようで、
当時小学生で冬休みだった息子に、
「お父さんが病弱だと困るね」
と話をしたそうです。
そこから、
母親に病弱を思われてはいけない、
という決断をしてしまったようです。
ここから派生して、
母親に甘えてはいけない・・・など、
どんどん自分を苦しめることになってしまっていました。
今回、認知の書き換えを行ったのですが、
最終的には、母親を否定することができず、
とりあえず、人から病弱と思われてはいけない、
という所までは何とかたどり着きましたが、
母親に病弱を思われてはいけない、
までは、書き換えることはできませんでした。
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子供にとって母親の存在は絶対
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父親の奥さん、までは、客観的に見ることができますが、
自分の母親、となると、客観的に見ることができず、
母親が言ったことは絶対に受け入れなければならない
と信じていることが改めて確認されました。
今回はこれを無理やり書き換えることはできないので、
今回も見守ることにしました。
確かに、自分に置き換えると、
母親が亡くなってはじめて、
自分も母親の呪縛から解き放たれたので、
母親が生きている間に、
母親を否定する(実際には、母親を客観的に捉える)
ことは、非常に難しいことが確認されました。
とは言え、今回は、
父親の奥さん、までは、
母親とは分離して/客観的に捉えることができましたので、
また、本人に悩みが発生した時に、
分離できたらいいばなぁ、と思いました。
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母親に弱い自分を見せても良い、と許可する方法もある
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先日、生まれた時の話を聞きましたが、
そのようなことを受け入れてくれる、
このクライアントの母親は、
息子が甘えてきても、きちんと受け止める度量はあると推定されます。
しかし、クライアント本人が、
自分で自分に「母親に弱い自分を見せても良い」という許可が出せないと、
また、類似のことで、辛くなってしまうかも知れません。
私の提唱する認知の書き換えは、
あくまでも本人の気づきに基づくもので、
こちらから強制するものではないため、歯がゆさはあります。
とは言え、母親に付随する信念が
このクライアントを苦しめていることが確認されたことは、
クライアントにとっても、カウンセリングをしている私にとっても、
大きな前進になりました。
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