なかなか成績が上がらない生徒がいるとき、お願いするY先生とお話しした内容です。
暗記の方法が確立のためにはどうしたら良いか。
効率の良い暗記の方法は一人一人違います。
暗記は、やる気→本気→元気です。
好循環を作れば良いんです、と。
今日は社会科の暗記についての話です。
「暗記科目」ですよね。
暗記しないと成績の上昇は期待できません。
小学生なら四科のまとめ、メモリーチェック、コアプラスなど。
中学生なら学校等で配布されるまとめ教材など。
高校生なら一問一答などを使って、
知識の確認や暗記の作業に取り組むと思います。
先生「これ一冊覚えてください」
お母さん「みんな覚えてるんだから」
子供達「無理、こんなの全部覚えられないよ」
結果は見えてきますよね。
そして、数ページ解いたあと
お母さん「こんなのも覚えてないの」
子供達「バカだから」「暗記下手だから」
スタートがこれでは・・・
では、どうしたら良いでしょう。
(1)人は、時間が経つとわすれてしまう事を話し、暗記できてないことは恥ずかしいことでは無いことをしっかりと話します。
(2)次に、知っていることと知らないことを分けて、知らないことは覚えれば良い。知らないことを見つけたら財産(大儲け)だと話します。
(3)覚えたら1週間くらい後で、振り返りの時間を作ると、知識が固まり得意分野になる事を話します。
しかし、すごく時間がかかりそうです。
「間に合わない」
なんて悲鳴が聞こえそうです。
具体的にはどうしたら良いのでしょう。
(1)わかる、わからないを分ける。
まず解答を見ながら丁寧に記入させてください。
・分かっている答えは黒い文字で記入
・怪しいなと思ったら、解答記入と△
・覚えていなかった所は赤鉛筆で記入
(2)△は広告の裏紙にでも正確な解答をもう一度書きましょう。
(3)赤字の所を覚えましょう。
100回書くというような無謀なことはやめて、赤字の問題だけ何回か解き直すようなやり方が良いでしょう。
コアプラスも一問一答形式
小中学生は70%〜90%できれば、つぎの範囲に移動します。高校生は90%を確保したいですね。
試していただくとわかりますが、暗記進捗が早いことに気がつくと思います。
前回《暗記の夏休み①》で、暗記するためには、
知る → 馴染む → 繰返す → 使ってみる
という手順を書きましたが、解答が分かっている安心感から精神的苦痛は少なく、勉強を継続する事も可能になります。
また、漢字の読み書きからスタートする方法もあります。
(1)教科書の太字・問題集の解答などを書き出し、一覧表にする。
(2)漢字の読みを書く(一覧表にする)
(3)(2)の書き取りをする
書き取りがある程度できるようになったら、一問一答形式の問題を解いて覚える。
特に、地理の地名、平野、川などは漢字の書き取りをしてから白地図に取り掛かると短期間で覚えられます。
一度に覚えられる暗記の量は生徒によって異なりますので、観察が必要です。
量が多すぎると、時間をかけても全く覚えられません。最初は少しずつ、始めて下さい。
次回は、理科の暗記についてまとめます。 《つづく》
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