少し重たい内容になりますので、スルーして頂いても結構です。
気分を害する可能性のある方は読まないようにお願いします。
たまに親父の話を出すのだけれど、4年前に亡くなりました。
肝細胞癌という病気でした。
この肝細胞癌になったきっかけは昭和39年6月にある癌で手術を
受けたときに「血清肝炎」になっていたことなのです。
もちろん私はまだ生まれていなかった時でした。
両親が結婚してすぐ位に癌が見つかり摘出手術を行うことになりました。
親父は輸血で肝炎になるのを恐れたのか、自分の血を溜めてから
自分の血で輸血して手術を願ったそうですが、その意見は通らず、
幸い癌は摘出され、安堵感を覚えたとたんに酷い黄疸が出て再入院、
そこで「血清肝炎」だとわかったらしいです。
そこから長い肝臓病との戦いだったようです。
2年後に私は生まれました。
もちろん、癌で亡くなっていたら私という人間はここに存在しないわけですが、
肝臓というのは肝硬変になるまでは慢性肝炎となっていても薬で何とか普通の生活が
出来ます。
親父もそうでした。結構、わがままし放題な記憶がありますから普通に見えたのでしょう。
ただ一度、肝硬変や肝細胞癌になり始めるとどうしようもない。
肝細胞癌は切除しても、また出来てしまいます。
肝臓の機能が癌細胞を倒せないかららしいのですが、
約40年間、病気と闘い、生をまっとうして亡くなりました。
そして去年、薬害C型肝炎訴訟というものが、公になりました。
どこか他人事のように感じていたのですが、色々な報道などを見ていて
親父も生きていたら訴訟を起こせたんだろうか?
って思い、少しながら自分で調べ始めました。
今回、問題となっているのがフィブリノゲンという薬でそれが使われ始めたのが
昭和39年まさに親父の手術の時期からだったという事実がわかってきました。
また、手術を行った病院にも納入されていた事も判明したのです。
そこで病院に連絡して状況を教えてもらおうとしたら、「カルテやその他の書類がもう無いので
使用したかどうかがわからない」との回答でした。
確かに40年前の話ですから、おまけに出頭してくださった先生も
親父と同じ癌で親父より前に他界されているのも知っていましたのでわからない事なんだろうと思います。
とりあえず厚生労働省の相談窓口に連絡を入れて相談してみたところ、お決まりの答えが返ってきました。
「その薬が使われたかどうかは、自分で立証してください。」
まだ、弁護士の方には相談していませんが、結局、年金と一緒だ。
なぜか、非の無い人間が相手の非を立証する必要があるんだなと・・・
明日、弁護士の方には相談してみますが、結局自分で立証するしかないのかな?
って思っています。
なんにせよ人の命がかかった問題です。
今現在も苦しんでる人たちがたくさんいる現状で苦しんでる人が、立証しなければいけない
そんなのが、この国の実情なのです。
なんか、間違ってませんか?
国民は税金を払って国を養っているのです。
その国民の命を守れない国はいったいなんですか?
この国では命の重さは尊く無くなって来ているのでしょうか?
かなり重い内容になってしまいました。
申し訳ありません。
気を悪くされた方が見えたらごめんなさい。
プチメに削除してくれとお伝えください。
すぐに削除します。