こんにちは❤️
EPSDC最年少・新進気鋭の新米歯科医師の
ますだチャンこと、増田藍です
今年の春にEPSDC臨床研修に入り、はや4ヶ月
(ってゆーかまだ4ヶ月!? )
あまりに濃い日々で4年くらい経った気がしますが,,,,
入門当時は何もかも新鮮かつ何もかもわからない状況でひたすら学び、
研修に診療にと励んで参りました!
そして、ついにこの9月から、
EPSDC研修会主催の診断学ベーシックコースを
受講する運びとなり、
本格的にしっかりと歯科医療を学ぶ道へ入っております
さて、この診断学ベーシックコースとは、
主宰講師の宮下裕志先生が留学先であったスウェーデン イエテボリ大学
(歯科界ではいわずと知れた世界のTOPイエテボリ大学!)
の診断学教室で学ばれたカリキュラムに沿ったコースなのです
診断学を基礎から学べるコースは国内にはEPSDCにしかありません
そのコースも今回で11期。
この機会にわたしも是非参加したいと申し出たのです
それもやはり日々の診療の中で、診断能力をつけていく事がどんなにか
重要な事かをヒシヒシ感じ、
もうこれは出るしかないと思ったのです
最初の診断を間違えると、その後の治療は大きく変わってしまいます。
そして、その診断は、歯科医師ごとに違いが出る事が多いのです。
正しい診断が出来る事、それは診断学と言う学問を学んだ上でしか
身に付かないのだと感じました。
この、診断学ベーシックコースは、まずは初診時に必要な「主訴の応対」
から始まり、
初診の多くの「痛み」に関する問題を解決し、
そこから口腔内全体の問題へ目を向ける事が出来るまでを学べます。
まさにビギナーにもぴったしです。若いうちにしっかりとした診断を学べるって
これは本当に重要だってヒシヒシ感じてます。
とかく、若いときは治療技術に興味が湧いてしまいがちで、
まず歯の削り方とか修復の仕方を学びたくなるのですが!
その前に、しっかり問題を診査でき正しく診断出来るようになる事。
それの方が先決ですよ
そんな答えが見つかるコース構成なのです
今回も若手Dr からベテランDr まで、診断学を学びにご参加頂いております。
11期メンバーのお1人 Dr.G ! プチ九歯大OB会....
2日間の講義が終わってパチリ
さて、そんな私自身、今回初日講義にて
普段の診療で疑問に思っていた謎がひとつ解けたと思った事がありました❗
初診時に患者さんに問診票に記入して頂き、
いざ診察ってなると
問診表には主訴が、『歯の痛み』となっている
色々聞くと、『右上の奥歯が1年も痛い』
『たまに左上も気になる』とのことだ!
痛みの種類は,,,,,,
『ずきずき痛むって!』
やはり『歯に関係ありそうだな歯肉ではないなー』
『ずきずきだから、自発痛がある』ってことか
きっと『感染して痛いのかな‥』
まずは、『冷水診と温熱診とポケットの深さはかろうかな』
『うーんあんまり明確じゃない反応だな』
私の中では、『きっと根尖に病変があると思うんだよなー』
レントゲン写真をとると、これって根尖病変なんかないじゃないか
再根管治療やったらいいのかな。
はーどうしよう、、、、何が原因なのだろう~
実は今までこんな状況、診療で実際によくありました.......
今回、診断学を学び始め、自分の中で鑑別疾患が挙げられなかった点と
患者さんのズキズキ痛いという言葉から自発痛と思い込んでいたのです😖
正確な診断が出来ずに治療していまうのです。
それでは根本的な問題を治す事は出来ず、
又再び問題が再燃してしまうという事になります。
患者さんが、ご自身の痛みや違和感などを、表現される言葉と、
我々歯科医が考える言葉の解釈にズレがあるのです。
常々、臨床で指導を受けていることでしたけど、改めて診断学の講義を
受ける事で、日々の診療と一致させて考えていく事が出来ました✨
そしてまた、
『痛くなる要因は、必ず歯に原因があるわけではない』というのは、
広い視野を持って患者さんに説明出来ると感じました😚
『患者さんが感じている問題点と、実際のお口の中の状態が一致しない!!』
↓
とりあえず、検査しよう
↓
レントゲンとったらわかるでしょ
↓
うーん
何が原因かわからない,,,,
と思われた事のある先生、
この診断学ベーシックコースをお勧め致します
多くの症例別に解説してもらって初日から頭がスッキリ
新人歯科医ならだれでも悩み、そしてつい行き当たりばったりの治療を
しがちになってしまうだろうという
初心者ケースから、中級ケースへと
特に『初診時で多い痛みの診断』に関しては、
今までわからなかった事が
ほぼ明確になること間違いないです
そして、更なる診断能力の向上には診断学アドバンスコースへ~
頑張りまーす