
EPSDCコース
イエテボリ診断学教室でのエンドセミナー初日です



ビューティフル

ビルのサインも新しくなっていますね

さてさてEPSDCコース9年ぶりのイエテボリエンドコースが開催されております

今回は、イエテボリ診断学教室でのエンドセミナー5日間コースと
カールスタッド病院での1日コースと開催しております

2005年のコースよりも更に充実した内容で講義&実習ありの講師陣も勢揃い

まずは昨日初日が終わりました

朝のイントロダクションの様子... 食い入るように聞いてるー

イントロダクションでは、
参加者の皆さんお待ちかね、初日はもちろん歯髄生物学の教祖、
北欧エンド
Prof.Gunnar Bergenholtz (グンナー ベルゲンホルツ教授)の
レクチャーから始まりました
レクチャーのテーマはもちろん歯髄炎
「歯髄を保存出来るかどうか」
過去に行われた研究、過去の考えられていた歯髄壊死が引き起こされるメカニズムについて、様々な観点からの考え方が整理されました
スカンジナビアからの様々な研究はもちろん、日本人研究者からの奇麗な組織切片や
研究(Takahashi, Yoshiyama, Suda, Okiji, Tagami, Matsuo 先生方の研究)
も紹介されながらスカンジナビア的な生物学をベースに、
生活歯髄の治療をどのように進めていく必要があるのかについての講義でした
歯髄を保存出来るかどうかという事が、
いつの時代も問題となってきていることが再確認されたと思います
過去50年間に経験したこと、昔考えていて今思えば間違っていたかもしれないこと等、
正直に話されるベルゲンホルツ教授
本当に心から素晴らしい誠実さと情熱、そして器の大きさを皆が実感
1人1人の質問にも丁寧に答えてくださいました。
午後は、イェテボリ大学口腔細菌学主任教授・元歯学部長
Prof.Gunnar Dahlen【グンナーダレン教授】の登場です。
Dahlen 先生の講義では生活歯髄の場合、未治療の失活歯髄の場合、
症状を伴う失活歯髄の場合、治療抵抗性の細菌、既に根管治療された歯で
根尖性歯周炎を伴う場合に整理してエンドの細菌学の話をしてくださいました。
素晴らしかったです の一言。
細菌学的な考え方からのエンドの問題を考えていくところが、
スカンジナビア独特ですね
やはり、『根管を細菌に汚染させないこと』と、
『根尖部三角の部分の細菌をいかに取り除くか』の重要性が説かれました。
エンドの目的はもちろん、根管内への感染の予防や、
その細菌を取り除き、感染を除去することと考えられています。
しかし、それだけではなく患者主体に考えた場合、
エンド由来の問題で重篤なケースに発展することが過去にも現在にもみられます。
したがってエンドの問題を広げないようにすることの重要性が
ダブルグナーから説かれたことは、、当たり前のことなのでしょうが、
改めて非常に新鮮に感じられましたようです。
北欧エンドの巨匠のダイナミックなレクチャーにて1日あっと言う間
明日は、
臨床診断学とレントゲン診断学、そしてCBCT の講義です
お楽しみにーー
JUNCO
