こんにちは!
EPSDCのMIHOです
だんだん初夏の陽気になってまいりましたね~
わたしは紫外線が気になる年頃でUVカット対策が大変です、、、
みなさんはどんな対策をしていますでしょうか?
これ!というものがあれば是非とも教えていただきたいです
さて、前回のMIHO ブログでもお知らせしていましたように
先週末の土曜日に歯科衛生士臨床の為のEBM勉強会開催されました
いつも疑問だらけのわたし...
今回もまた私の疑問をとりあげていただきました
6月の私の臨床の疑問
実際の患者さんとのやり取りの中から生まれた疑問なのですが,,
「月経前にホルモンバランスが崩れると、歯肉に影響するのか??」そして、
「プラークコントロールがよい場合でもホルモンバランスに変化があると、
歯肉に何らかの変化が表れるのか?」
このように疑問を持ったのを、今回のEBMでのテーマにして頂けました!
このトピックは、患者さんから質問された衛生士さんもいらっしゃると思います。
私的には、妊娠性歯肉炎があるくらいならホルモンバランスという観点では
月経でもあり得るんじゃないか?と漠然と考えていましたが、
真実はどうなのでしょうか?
そんな疑問に興味をもたれた衛生士さんが参加してくださいました
こんな感じで... スモールグループならでは
患者さんと対話があってこそ疑問が出てきます
毎回この会では、1つのお題が終了すると「臨床での疑問はありますか?」
と質問を受けます
疑問すらわく暇なく、というか疑問はもたずに患者さんを治療してしまっている
と反省の方も........
うーむ
今回の疑問から、それを解決する研究にどのように探り出すか
さて、今回のテーマ「ホルモンバランスと歯肉炎の関係」ですが
実際の患者さんとのやり取りで湧いた疑問を
定式化(PICO)します。そしてそこから検索式をたてました。
疑問の定式化 聞き慣れない言葉だと思いますが,,,
それが、
EBMを臨床で実践する為のステップです。
こんな感じに、、
P:(30代)成人女性が
→female
I:プラークコントロールできていて、(月経前の)ホルモンバランスを崩した時と
→menstrual,hormone
C:プラークコントロールできていて、ホルモンバランスが安定している時と比べて
→affect(これは‘O’になるそうです )
O:歯肉炎になるのか
→ginngivitas,periodontal,gum
ちょっとマニアックになってきましたが..
female AND (menstrual OR hormone) AND affect AND (ginngiv* OR perio* OR gum)
これを自分でPubmedで検索したところヒット件数ゼロでした
ヒットしなかったので、Masaにも協力して探していただきました ありがたい
そうして、今回の文献
「Hormonal influences on gingivaltissue:relationship to periodontaldisease」
「歯肉組織におよぼすホルモンの影響-歯周疾患との関連性について-」
にたどり着くことが出来ました!!!!
ふうう。。。
これで一段落、、ではなく
研究を読んで行くのですが、これはセミナー当日出席していると
EBM上級者のメンバーに教えて頂きながら学ぶことが出来ます
EBMセミナー初参加のS先生もメモメモ
だんだんにEBMにハマっているHANA
もメモメモ
そして!
生理前はプロゲステロンが増加し、
生理中はエストロゲンが増加することによってプラークが餌となりどうやら
歯肉炎が強くなる。
↓
もともと歯肉炎が発症している部位が更に強くなるので
プラークコントロールができている健康な歯肉からは出血しないのね~
ですので、ホルモンバランスが崩れても健康歯肉であれば影響がないのですね
なるほど~ です。
これでまた信頼できる1つの情報を自分でたどり着く事ができました~
明日からの臨床でまた新たに自信を持って正しい情報を発信していけます
今回は、EBM上級者 Y浅先生が参加してくださっていたので、
いつもよりさらに新しい学びもありました。
Y浅先生も、
「毎週毎週色んなセミナーや学会に行くよりも、
こういったセミナーに参加したほうが勉強になる」
と、おっしゃっておられました 確かに!!!
そして、次回のEBMセミナーは8/3です

トピックはエンド

S先生の疑問
『慢性期の根尖性歯周炎にて巨大な病変への処置法
慢性期と急性期では異なるか?』
です。
どなたさまも参加可能です

FBhttps://www.facebook.com/#!/events/198092517011154/
EPSDC事務局epsdc3f@gmail.comまで
ではまた、MIHOでした
