今日、廃棄業者のお兄さんがMの標的になりました。
かわいそうなお兄さん。
「お兄ちゃん、中国の珍しい柄のTシャツがあるんやけど、特別にあげるわ。」
一生懸命汗だくになって働いてるお兄さんに向かって、恩着せがましくMが言いました。
そして、おもむろに自分のロッカーに歩いていきました。
なんとTシャツを自宅から持参。
【Tシャツ?また変なの押しつける気だな。】
わざわざ持ってくるなんて抜け目ないです。
じいさんのくせに。
まだまだ冴えてます。
Tシャツをひっさげ、自慢気にMが戻ってきました。
今日、初対面のお兄さんは「ありがとうございます。」と、受け取りました。
ところが、広げてみるとTシャツ一面にグランドキャニオンがプリントされていました。
壮大な景色がそこにはありました。
【中国の珍しい柄って言ってたよね?アメリカじゃん!】
みんな同じ顔で驚いてました。
だけど、意外とかっこよく好印象!
ネパールとえらい違いです。
【つまんない。】
私の中の悪魔が呟きました。
心のどこかで変なデザインを期待していました。
が、見事に裏切られがっかりです。
私は、器の小さな人間になってしまってます。
きっと、Mのせいです。
私の不満とは裏腹に、お兄さんもMも満足そうでした。
Tシャツを押しつけた時の好感触に気を良くしたMは、その後も続々と押しつけていました。
まさに絶好調!
誰もMを止めれません。
だんだんエスカレートし、お兄さんもやんわり拒否しだしました。
ここでお兄さんにワンポイント☆アドバイス!
「いらない場合は、はっきり断らないと大変なことになりますよ。」
事務から的確かつ適切なアドバイス。
しかし、お兄さんは「貰える物は何でも貰いますよ。」
見かけによらず、意外と貪欲でした。
【ネパールも貰ってほしい。】
そう思わずにはいられなかった。