むかし、大学授業の課題で五感を使ったエンタテイメントを考えなさい、というものがあった。
だから正面から裏をかいておこうと思って、五感をまったく使わない装置をまず考えた。
つまり、視界、聴覚、嗅覚、触覚、味覚を遮断してしまう状況を作り出すこと。
だけど、こんな同じようなことを考え出すものはやはりいるもので、それは実用化されているのだということを知った。
装置の名は、その名もアイソレーションタンク。
瞑想体験、はては幽体離脱を目指す人の間では結構有名らしい。日本でも一般体験できるアイソレーションタンクサロン がある。
タンクを抜かしたらとても悲しくなる名前を持つサロンなんだけど、入会金1万円と、1時間6000円で誰でも体験できるよう。
体験記には「子宮」だとか「聞こえないはずの声が聞こえた」、「未来」「過去」「血行」など、その方面の言葉が並ぶ。
別に聞こえないはずの声は聞きたくないけど、一度くらい体験したいなあとは思ってる。
「何でもある国から来た奴が、何でもない場所に感動するんだなあ」というのは、エジプトに行っ時に言われた言葉なんだけど、アイソレーションタンクは、エジプトに行くよりも安上がりな上、エジプトよりも何もないからね。
