小さな幸せを感じ取る能力。
すっごく大事な能力なのに、
ちょっとしたことですぐに使えなくなってしまう。
それも無自覚だからタチが悪い。
気づいたら心も体もいっぱいいっぱいで、
捕食者に追われる獣のようにひたすら走っている。
足下に咲いてるきれいな花や、
頭上になっているおいしそうな果実に気づくはずもなく。
走ることだけが人生じゃない。
何のために走っているのか。
走ることで感じる高揚感も一つの理由かもしれないが、
それだけで走っていたら息がもたない。
ときにはゆっくり歩いて、
蹴飛ばしたどんぐりを眺めてみたり、
遠くの水平線に想いを寄せてみたり、
その場に横になって寝てしまってもいい。
走るだけじゃない。
小さな幸せを感じ取る能力。