水槽のアナカリスの様子がおかしい。
棒のような状態で水に浮かんだり沈んだりしている。
葉は極端に短く、茎に沿って固く閉じている。
本当に棒のような状態。緑色の棒。
エビなどに食べられた痕跡は全くないため、アナカリスの状態が悪いと判断しました。
同じ水槽の生体からちょっかいを出されていないことが判明したため、問題は水質にあるのではないかと推察しました。
うちには簡易的な水質測定紙しかなく、それでもやらないよりましと思い、測定してみました。
硝酸塩、亜硝酸塩:なし
GH:50~70の間くらい
KH:0
pH:7.5くらい
塩素濃度:0
こんな状態でした。
GHとpHが高い。
なんでこんなに高いのだろうと思ったのですが、原因がよくわからない。
ネットで検索をかけていろいろ調べてみるとGHもpHも水換えしないと値が下がってくる場合があるという。
水換えは、うちでは頻繁に行っているわけではないので両方の値が下がってもいいはずなのでは?
とますますよくわからない。
さらに検索を続けると、水道水自体の値が高いんじゃないか?
ということにたどり着き、うちの水道水の管轄浄水場の水質を1年間分調べてみた。
すると
GH:80以上
pH:8.0以上
ということが分かった。
えーーーーっ!!
こんなに数値が高いの!!!!
びっくりである。驚きである。
弱酸性の軟水が適正な水草が多く、うちの水草は全てこの水質が適正なものばかりだ。
なんと、水草を育てるには非常に悪い水質であることが分かった。
水換えの頻度が頻繁だったら、水を変えるごとに水草に対する水質は悪くなっていくということになる。
今回うちで測定した結果は、「GHもpHも水換えしないと値が下がってくる」というのが正しいことを示している。
うちに、テトラ社製のpHを降下させる調整液があったので早速それを使用し、pHを6台まで下げた。
GHを下げる試薬は持っていないので、今度購入を検討することにした。
テトラ社製のpH調整剤は値段が高いので、これがなくなる前にクエン酸でpHを調整できるか検討するつもりです。
クエン酸は有機酸で効果はかなり早く消失するようだけど、生体やバクテリアにはあまり影響がないようなので毎日のように投入するのでなければ使おうと思います。
GHのほうはイオン交換樹脂を使うくらいしか思いつかないです。
簡易的なものを買うか、それともがっつりリイオン交換樹脂を購入して再生しながら使っていくか、さもなくばこれができれば一番いいのですが、水の交換を1カ月とか3カ月とかの頻度にし、カルシウムやマグネシウムを水草に使ってもらうことでGHを下げる。CaやMgが不足した場合には足し水で補充する。なんてことができればいいのですが・・・・。
しばらく検討が続くと思います。