昔、土浦に 台南 という店がありました。
お店の名前の通り、台湾料理のお店です。
辛い料理が多かったことを覚えています。
店主さんは日本語があまりできない方のようで
お客さんから注文を聞いていたのはもっぱら奥さんで
奥さんが中国語で店主さんに注文内容を伝えていました。
お客さんが辛い料理を注文し、その料理を作っていると
カウンター席のお客さん、テーブル席のお客さんが咳をし始めます。
料理を作っている店主さんまで咳をし始めます。
もちろん私もゴホゴホと咳をしました。
料理に唐辛子を使っているようで、それを炒めると煙が出て
その煙を吸うと咳が出ます。
唐辛子を炒めると刺激の強いガスが発生するようです。
唐辛子で咳が出るという経験は初めてのことでした。
このお店のラーメンがおいしかったです。
当時、どこに行っても味噌ラーメンしか食べなかった
(というより、塩、しょうゆ味のラーメンはまずくて食べられなかった)
のですが、ここのしょうゆラーメンは食べられました。
スープまで飲み干せました。
あっさり味でコクがあり、しょうゆの色はほとんどついていない、透き通ったスープでした。
具はチャーシュー、メンマ、さやいんげん が入っていたことを覚えています。
このお店はもうなくなってしまったようですが、もう一度食べたい料理がたくさんあります。
もちろんラーメンもそのうちの一品です。