最近読んだ本が記事になっていました。「正義中毒」という言葉、とても興味深い。身近な人間関係でも気をつけたいと思います。

中野さんは、人が穏やかに生きていけるために脳科学をヒントにしたいと執筆されているので、とても好き。

「祈り」という本では、人のために祈ると自己肯定感があがる、何故なら人間は助け合うことで生き延びてきたから、他人に良いことをすると脳が喜ぶ。

と書いてあったけれど

この本は、人は自分の所属している集団以外を受け入れられず、攻撃する。とある。

いかに意識のある場所が限定的であるかと思う。自身に対しても、愛を持って生きたいと思いつつも、親友と話していてつい世間や人に対して否定的な話になったりして、その都合小さな矛盾を感じています。

中野さんの言う「メタ認知(自分を監視するもうひとりの自分)」を鍛えて穏やかに生きようと思います。



抜粋
人は、本来は自分の所属している集団以外を受け入れられず、攻撃するようにできています。私たちが「正義中毒」になるとき、脳内ではドーパミンが分泌されています。ドーパミンがもたらす中毒症状としては、アルコールやギャンブル依存症があります。「正義中毒」の認知構造は、これらの依存症とほとんど同じ。一度ハマると簡単に抜け出せなくなり、罰する対象を常に探し求めるようになってしまうのです。

誰かを叩くのは「世のため人のため」。とても強力な理論武装ができてしまうからこそ、「叩く」という行動が止まらなくなる。

もっとも大切なのは、人間は不完全なものであることを意識し、自分にも他人にも「一貫性」を求めないことです。ー


ナオランジェリー
ランジェリーデザイナー
栗原菜緒