今までよく言われていたようにロスト・ウィークエンドはそれほど悲惨な状況ではなかったことがわかります。
Johnはオノヨーコとの恋愛をドラマティックに語るため意図的にこの時期を悲惨だったと強調しているのかもしれませんね。
もしかしたらメイ・パンによって“彼女自身が楽しかった思い出”が極度に美化されている部分があるかもしれませんが。
しかしそういった推測を抜きに考えても、
この雑誌に掲載されている写真はどれも楽しそうに見え微笑ましいものが多いです。
しかし、このメイ・パンという女性…なんという不思議かつ難解な存在なのでしょう…。
僕には彼女とオノヨーコとの関係が全く理解できません。
興味深いところは
(法的)正式解散の際Johnがとった行動…息子Julianとの再会…
WALLS & BRIDGES スリーブ撮影アウトテイク…70年代Elvisのようにふっくらとした表情(アルコールで顔がむくんでいる??)…ほか、たくさんありますよ。
そのなかでもJohnがビートルズ・コンベンションにメイ・パンを派遣し、
どのような内容かを調査させに行ったこと、
そして『UNFINISHED MUSIC NO.1 TWO VIRGINS』が流通しないように“すべて”買い占めるよう指示していたこと!
オノヨーコとのよりを戻せるか不透明だった時期にこういうこともしていたんですね…。
文体は毒が無く(?)読みやすいので興味がある方は是非!